Renocaの新作をさらにリノベ!? スチャダラパーBoseが新たに手に入れた愛車を大公開!
2021/03/05

日本のヒップホップシーン最前線でフレッシュな名曲を作り続けているスチャダラパーのMCであるBoseが、カーセンサーで気になる中古車を探して実際に見に行く本企画。
今回はいつもと趣向を変えて、Boseが新たに手に入れた愛車を紹介します。
かなりカスタムされているけれど、ベースは街中でもよく見かけるあの商用車なのです!

スチャダラパー
Bose
1990年にデビューし、1994年「今夜はブギー・バック」が話題となる。以来ヒップホップ最前線で、フレッシュな名曲を日夜作りつづけている。スチャダラパーが満を持してYouTubeチャンネルを開設! 詳しくは公式HPへ。愛車はフォルクスワーゲン ゴルフIIとフィアット ウーノターボ
世界に1台! プロボックスをBose仕様にリノベしてみた
編集部 Boseさん、どうしたんですかこの車は! ゴルフIIみたいな雰囲気ですが。
デザイナー やまざきたかゆきさん Boseさんと意見を交わしながら、「こんな車があったら面白いかも!」と思って作ったんですよ。リノカが今年1月に発売したEURO BOX(ユーロボックス)というモデルにBoseさんの好みを反映させた、世界に1台のBose仕様です。

やまざき 最近の赤い車は反射した光で地面が赤くなるほどクリア塗装に力が入っていますからね。これはあえて少しクラシカルな雰囲気を出すために、クリア塗装をしないでソリッド感を出しています。

やまざき ゴルフIIにも赤が設定されていましたけど、そのイメージですよね。
やまざき ミッション系の女子大に通っていそうなイメージですね(笑)。



やまざき 自動販売機の前でリアゲートを開けていたら「仕事しているのかな」と思われたりして(笑)。

編集部 完成した車に乗ってみていかがですか?
編集部 確かにこの取材でも「水温がやばい!」って連絡が入ったことがありましたね(笑)。

やまざき ネットオークションなどで見つかるエンブレムはどれも大きくて、プロボックスのグリルサイズだとバランスが悪いんです。なので、わざわざFJクルーザーのグリルから、エンプレムだけを切り取りました。

やまざき ベースとなったプロボックスは良くも悪くも普通の車です。丸目、角目、4灯などいろんなスタイルが似合う。その中で、「これが街を走っていたらいいな」と思うものを考えたとき、丸目にたどり着きました。
やまざき また、現代の車は昔のものに比べるとボンネットが高いので、視覚的に低く見えるよう工夫しています。フェンダーのウインカーに、JA11型ジムニーのものを流用しているのも、こだわりポイントです。このあたりはBose仕様に限らず、市販のEURO BOXにも取り入れていますよ。




リノカのデザインで大切にしていること
やまざき 元々リノカは「昔っぽいデザインが好きだけど、旧車は怖くて手が出せない」という方に届けたいと思っているんです。
やまざき 普通にうれしいですよ! 僕はリノカをデザインするときに、いかにも“改造車”という雰囲気ではなく、「こういう純正車があるのかな?」と思ってもらえるよう心がけています。だから、リノカが街に馴染んでいるのはすごくうれしいですね。

やまざき 僕はもともとメーカーでデザイナーをやっていたのでよくわかるのですが、車を売るためには、モデルチェンジのときに戦略として前のモデルと大きくデザインを変える必要があります。
やまざき それがスタイリング上の作戦です。さらに衝突安全などのレギュレーションに沿う形にして、空力を高めて、トレンドも取り入れていく必要があります。
やまざき 一方でリノカは、そことは視点を変えて、「車が戦略やトレンドなどを気にせずに正常進化したら、こうなっていたんじゃないか?」ということを考えながらデザインしています。

やまざき プロボックスのリノカも、昔の商用車が普通に進化していたらこういう顔つきになっていっただろうというものを形にしました。
やまざき その発想、すごくうれしいですよ。リノカはあくまでスタート。ここからさらに自分のテイストに染めていってほしいですね。
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