トヨタ MIRAI ▲画像の「フォースブルーマルチプルレイヤーズ」をはじめ、「エモーショナルレッドII」「プレシャスブラックP」など全8色の外板色が用意される次期MIRAI。

2020年末に登場

世界初の量産FCV(燃料電池車)として、トヨタ MIRAIが2014年末に発売されてから6年が経過し、いよいよ2代目にバトンタッチを果たす。テスラ モデルS似のシルエットが魅力的なことは上の画像からわかるだろう。

国内では2020年12月9日に正式リリースされるが、それに先駆けて確定スペックをキャッチした。

トヨタ MIRAI▲2代目MIRAIは、2019年東京モーターショーの併催イベントで初公開され、直後のLAショーで北米プレミアム(写真)を迎えた。テスラ モデルSを意識した流麗なシルエットが印象的

悲願の5人乗りに生まれ変わる

スリーサイズは外観デザインとともに公表済みで全長は85mm、ホイールベースに至っては140mmも延長され、65mmの全高ダウンと相まってスレンダーなフォルムに変身する。

パッケージングの見直しによって、悲願の5人乗りに生まれ変わるが室内長と室内高は初代より縮まってクラウン並みに。一方で130mm拡幅される室内幅のおかげで左右乗員間隔は広がるだろう。

水素タンクの増量、FCスタックの効率改善などで航続距離は初代より30%ほど延びる見通しだ。
 

トヨタ MIRAI▲スクープ班の予想による次期MIRAIの主要スペック

モノグレードから脱却

初代MIRAIは単グレード展開だったが、まもなく誕生する2代目には複数のグレードが用意される。

ベースの「G」グレードでも横切る車両を検知するリアクロストラフィック自動ブレーキ、カーブ前車速抑制機能付きレーダークルーズコントロールなどを装備。

この「G」グレードには電子ルームミラー、アドバンストパーク、パノラミックビューカメラなどがパッケージされた「Aパッケージ」。可倒式助手席ヘッドレスト、後席シートヒーターなどが備わりショーファー需要に応える「エグゼクティブパッケージ」もラインナップされる。

上級の「Z」グレードには本革シート、14スピーカーのJBLオーディオも採用。こちらにも「エグゼクティブパッケージ」が用意される。

スタイリッシュな姿に変わって選択の幅が広がる新型MIRAI。個人ユーザーにも支持されることだろう。

※2020年10月16日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年12月
■全長×全幅×全高:4975×1885×1470(mm)
■搭載エンジン:1.2L 直3
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、トヨタ