日産、ジュークに代わってキックスを国内導入
カテゴリー: クルマ
タグ: 日産 / SUV / ジューク / ニューモデルスクープ!
2020/01/12
日産 ジューク、国内生産終了に
国内生産終了に伴って、海外専売車となる次期ジューク。国内ユーザーにとっては、遠い存在になってしまう。代わりに導入されるモデルこそが、北米と南米、アジアで販売されているキックスだ。
じつは、ジュークは北米でも販売されていたが、ひと足早く2018年にキックスに置き換わった。これと同じことが日本でも起きるわけだ。ここでは、キックスとはどんな車なのか、海外仕様の写真を用いて見ていきたい。
まず、はじめにキックスには2種類のモデルが存在する。ひとつはメキシコやブラジル、中国で生産されているモデル。こちらは2010年デビューの現行マーチから使われている、Vプラットフォームが用いられている。
一方、インドで組み立てられているモデルは、ルノーグループのダチアに採用されている、BOプラットフォームが 流用されており、わずかにサイズが大きい。国内に導入されるモデルは、前者になる模様だ。
ジュークのイメージを一部踏襲
キックスのホイールベースは、2620mm。ジュークの2530mmより90mm長いため、居住性が向上することは想像に難くない。
後ろ下がりのルーフと後方に絞り込まれたウインドウグラフィックによって、ジューク似の雰囲気がわずかに残っている。ただし、リアドアのハンドルは外板パネルに設けられて、キチンとした5ドアにデザインされる。
クオーターピラーがブラックアウトされて、フローティングルーフが作り出される処理は、日産車に共通して見られるもので、同社デザイン言語の一環でもある。
上質な室内空間を実現
シートのサポート部や、インパネ正面は別色でコーディネイトされて、モダンかつ上質な雰囲気がかもし出される。上級グレードではタンとブラックのツートーン構成で、コントラストの強いキャビンが演出される。
メーターパネルには、表示項目を変えられる7インチ画面が埋め込まれており、センタークラスターにもApple CarPlayと、Android Auto対応の7インチ画面を装備。
スポーティなフラットボトムのD型ステアリング、アラウンドビューモニター、自動ハイビームなどの安全デバイスも揃う。
待望の「e-POWER」を搭載
北米向けのパワーユニットは、1.6L直4とCVTの組み合わせだが、国内仕様には、ノートとセレナで支持されている、e-POWERが起用される。しかもエンジン車は設定されず、e-POWERのみの割り切った設定となりそうだ。
ジュークと比べて、スペシャリティ色は弱いものの、広い後席とラゲージスペースによって、高い実用性が確保されるキックス。子育てファミリーなど、本来の5ドアとして使いたいユーザーに支持されるだろう。
早ければ、2020年春にも発表される見込みだ。
※2020年1月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年3月
■全長×全幅×全高:4295×1760×1585(mm)
■搭載エンジン:電気モーター+発電用1.2L 直3
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- アウトドアブームの過熱を引き金に、規格外に車内が広い車の注目度が上がる!?
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(後編)
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- トヨタと共同開発中のピュアEV、スバル ソルテラ
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 2022年モデルのGT-Rニスモ、スペシャルエディションを投入
- 【試乗】新型 日産 ノート|市販モデルではプロトタイプのネガ部分が消え、スタビリティの高さが際立った
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 次期クラウンの開発事情
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(前編)