【マンガ】トヨタ RAV4(4代目・現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
2020/01/14
国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。
講師紹介
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。
重要ワード(マンガ内※)解説
1995年にデビューした都市型SUVの元祖。シビックをベースに開発され、4WDは後輪が滑ったときに駆動力を配分するFFベースのデュアルポンプシステムを採用。SUVのルックスは欲しいが、悪路は走らないので本格的な4WD性能はいらないという人から支持された。
この時代、オフロード4WDといえばトヨタ ハイラックスサーフや三菱 パジェロが全盛。小型車だとスズキ エスクードやジムニーに。一方、1989年に登場したスバル レガシィツーリングワゴンが大ヒット。RAV4はクロカンのタフさとワゴンの利便性を兼ね備えたモデルだった。
RAV4は2000年5月に登場した2代目から海外市場にウェイトを置いたモデルに変貌。ボディサイズはモデルチェンジのたびに大きくなっていく。エンジンも初代は2L、2代目は1.8Lと2L、3代目は2.4Lに。市場の人気は徐々にクロスオーバー車へと移っていく。
海外市場にシフトしたRAV4は4代目がアメリカ市場で大ヒット。アメリカといえばピックアップトラックが年間販売台数ベスト3を占めるが、4位に42万7168台(2018年)でRAV4がランクイン。5位は日産 ローグ、6位にホンダ CR-Vと、日本車のSUVがランクイン。
現行型プリウスから採用されたトヨタの新しい車開発思想がTNGA。部品の共有化や効率的な組み立ての他、車の低重心化などで運転のしやすさが飛躍的に向上した。RAV4のプラットフォームはカムリやレクサス ESなどと共用されている。
トヨタが製造するピックアップトラック。日本ではピックアップトラックの需要が少ないため、ハイラックスは2004年にフルモデルチェンジした7代目から日本への導入が見送られた。しかし、利用者から再発売を望む声が高まり、2015年にデビューした8代目から再導入。
現行型RAV4には、グレードにより異なる3種類の4WDが搭載されている。
● ダイナミックトルクベクタリングAWD:前後トルク配分に加えて後輪トルクを左右独立で制御。ガソリンの上級グレードに搭載。
● ダイナミックトルクコントロール4WD:普段は燃費重視のFFで走行、滑りやすい路面での走行時には最適なトルクを後輪に配分する。GとXに搭載。
● E-Four:ハイブリッド車に搭載される4WDで、エンジンで前輪を駆動し、後輪はモーターで駆動。路面状況に応じてトルク配分をコントロールする。
TNGAの高剛性ボディでサスペンションの動きを良くした他、ダイナミックトルクベクタリングAWDはコーナリング時に後輪外側にトルクを多く配分すると同時に、内側のタイヤにブレーキ制御も行うことでスムーズなコーナリングを実現。
都市部の一般的な下水道の排水能力は時間あたり降水量が50㎜までといわれている。近年はこれを超えるゲリラ豪雨が発生することも。すると都会を流れる小河川が氾濫したり、下水道に流れきらなかった雨水で道路のアンダーパスが冠水するケースも。
クロスオーバーSUVはトヨタだとハリアーやC-HRなど都市部にマッチする洗練されたデザインが主流。そんな中、RAV4のようなタフで安定感のあるデザインは逆に新鮮さが感じられる。トヨタは「アクティブで力強いワクドキ感」と表現している。
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