日産、2021年までに電動SUVを市販化!?
カテゴリー: クルマ
タグ: 日産 / SUV / ニューモデルスクープ!
2019/12/27

前後ツインモーターを採用
他社に先がけて、国内でピュアEVに注力してきた日産。リーフに続く電動登録車として、SUVの開発を進めている。前後別々に駆動するツインモーターで、きめ細かい制御を実現し、エンジン車には真似のできない挙動がもたらされるだろう。
電気自動車(以下、EV)の将来を巡っては、議論百出だ。フォルクスワーゲンが、2030年に世界販売の4割近く(約400万台)をEVにすると宣言している一方で、トヨタは100万台程度との見通しを示すなど、温度差がある。
こうした中、EVのパイオニアを自認する日産が、東京モーターショー2019で、アリアコンセプトを公開した。同車はクロスオーバーSUVのEVで、「近い将来、皆様に実際に運転していただける車だ」とプレゼンしていた。
アリアコンセプトには、新しいEV専用プラットフォームが採用されている他、前後にモーターを配置した、ツインモーター四輪駆動システムが搭載されている。
前後のモータートルクやステアリング、ブレーキなどを統合制御することで、これまでにない安定感と走行性能を実現しているという。

洗練される乗り味
新世代プラットフォームの統合制御だが、例えば姿勢変化の抑制では、減速時には、フロントに加えリアのモーターも回生させることで、車体が前のめりになることを抑えるようになるという。
また、加速時や段差を乗り越える際にも、モーターを最適にコントロールすることで、前後方向に揺れを抑えられる。
前後に加え、左右も独立して駆動力を制御でき、旋回力や駆動力、限界を超えた際の復元力なども、内燃機関ベースの車両よりもはるかに高められる。
EV特有の静粛性も加わり、カタログなどでよくうたわれる、「異次元の走り」が本当に実現されそうだ。
EVの静粛性やトルクフルな走り、ワンペダルの操作性は少しずつ認知されてはきている。
それでもEVに乗ったことのない人を中心に、「航続距離が短い」、「充電時間が長い」といったネガティブなイメージが根強いことも確かだ。
内燃機関の車両にマネのできない走りの良さをPRすることが、じつはEV普及の近道なのかもしれない。
なお、アリアの市販版は、早ければ2020年末にも公開され、21年に発売されるだろう。

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年
■全長×全幅×全高:4550×1815×1640(mm)
■搭載エンジン:電気モーター×2基
※2019年12月25日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
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