スバル フォレスター

国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。

講師紹介

松本英雄

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

田代哲也

マンガ家

田代哲也

マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。

スバル フォレスター(田代哲也)
スバル フォレスター(田代哲也)
スバル フォレスター(田代哲也)

重要ワード(マンガ内※)解説

※1 北米で大人気
スバルは世界販売台数の62%以上が北米での販売になる。2018年1月~11月のアメリカでの累計販売台数を見ると61万5594台で第7位。

グラフ▲上の図は北米でのスバル車の販売比率。メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンといったドイツ勢よりも多く売れている

※2 北米のニーズをかなり意識
北米での販売台数が多いので、車作りも北米需要を意識したものに。3代目フォレスターからボディが大きくなったのはその表れ。

スバル フォレスター▲こちらが3代目フォレスター。スバルは2008年から北米でLOVEキャンペーンと呼ばれるマーケティングを展開。これが人気の起爆剤になった

※3 社内規定が厳格
松本先生によると、スバルの社内規定では全長5m以上の車は作らないという規定があるという。全高が最も高いレガシィアウトバックも全長は4820㎜。エクステリアデザインは新世代スバルのデザインフィロソフィ「ダイナミック×ソリッド」をベースに開発。

※4 ゆったり感
フォレスターのフロントシートは腰のサポート部などが広めに取られているので大柄の人もゆったり座れる。アドバンスはオプションでブラック本革シートとブラウン本革シートが選べる。X-BREAKのシート表皮は撥水加工が施されたファブリックに。

※5 WRX
WRXにはビルシュタイン製ダンパーが奢られ、最高出力227kW(308ps)を6MTで操るWRX STIと、CVTで街乗りも気軽にこなせるWRX S4をラインナップされる。

スバル WRX▲世界ラリー選手権(WRC)にスバルが参戦していた頃の伝統を受け継いでいるスポーツセダン

※6 加速もマイルド
現在のフォレスターはマイルドな乗り味だが、1997年にデビューした初代は最高出力250psのターボエンジン搭載車しかラインナップしない、スパルタンなSUVだった(のちにNAも追加)。

スバル フォレスター▲初代フォレスターはその運動性能からSUV版インプレッサWRXと呼ばれたほど

※7 ストップ&ゴー
車は停止状態から動き出すときに大きなパワーを使い、燃料も多く消費する。だから高速道路より一般道の方が燃費が悪くなるのだが、ハイブリッドカーは動き出すときにモーターを使ったりモーターがエンジンをアシストするため、市街地での燃費が良くなる。

※8 即座にパワーが出る
エンジンは回転が上がるとともに大きな力が出るのに対し、モーターは動き出しから一気に最大トルクを発生する。そのため、ハイブリッドカーは燃費性能に優れると同時にターボが利いたような鋭い加速感を味わうことができる。モーターの加速は鋭いのだ。

※9 荷物を満載
アウトドアを楽しむときなどは荷室の大きなSUVでも荷物を積みきれず、ルーフボックスを付けてそこに荷物を積む人も多い。新型フォレスターは後席ドア足元の「ステップ形状」を工夫し、ルーフに荷物を積むときに足を掛けやすくしている。

スバル フォレスター▲足が掛けやすいので安定した体勢でルーフに荷物を積むことができる
イラスト・マンガ/田代哲也、文/高橋満(BRIDGE MAN)、監修/松本英雄、写真/スバル
※この記事は情報誌カーセンサー2019年3月号掲載の記事をWeb用に再編成したものです