スチャダラパーBoseが3年前に目を付けた「グランドシビック」はどうなったのか? 買ったオーナーに会いに行ってみた
2019/10/02
2014年に情報誌 カーセンサーで始まった、スチャダラパー Boseが珍車を見に行く人気連載「Bosensor」。
当時取材した珍車は販売店の売り物だったが、数年経った今“実際に購入した人”に会いに行こう! という難易度高めな企画で再スタートすることに! あの時の珍車は今誰の手に……!?
スチャダラパー
Bose
1990年にデビューし、1994年「今夜はブギー・バック」が話題となる。以来ヒップホップ最前線で、フレッシュな名曲を日夜作りつづけている。12月14日には毎年恒例となる『暮れの元気な5あいさつ(KG5)』を恵比寿リキッドルームで開催。チケット詳細は公式HPへ。愛車はフォルクスワーゲン ゴルフIIとフィアットウーノターボ
車が車らしかった最後の世代のモデルに再会
スチャダラパーのBoseです!
僕は1980年代~90年代初頭の車って「車が車らしかった」最後の世代だと思っているの。
その後はだんだんと電子制御を多く積むようになる。もちろん安全性が高まったのはすごいこと。ただ、それと引き換えに走ったときのダイレクト感が薄まったのは寂しいんだよね。
この当時のホンダは走らせると楽しいし、何よりデザインがいい! 中でもワンダーシビックの直線的で未来を感じるデザインは最高だよ。グランドシビックも好きな1台。だから3年前に取材で「BORDERLESS Co.,Ltd.」を訪れたときは盛り上がったよね。
今回はお店の計らいで、取材時に僕が気に入ったグランドシビックを買ったオーナーさんとご対面!
VIPセダンからシビックに乗り替えた理由は?
桝永 他に車は持っていなくて。このシビック1台で一年中頑張っています。
桝永 20代の頃はいわゆるVIPカーにハマッて仲間と一緒に走っていました。でもだんだんと仲間が結婚して、ファミリーカーに乗るようになったんです。
桝永 実はVIPに乗っている頃から旧車も好きで、ハコスカに憧れていました。でもハコスカなんて手が届かない値段だし、通勤にも使うからエアコンがないとつらいなと思ったんですよね。で、いろいろ考えているうちにグランドシビックにたどりつきました。お店に入庫したときは塗装が傷んでいたみたいですが買うときはキレイだったし、機関系も良好。すごく満足しています。一度アイドリングが不安定になりましたが、すぐに直してもらえたので助かりました。
桝永 みんな驚いています。「なんでVIPからそんな小さいのに行くんだ」って(笑)。当時乗っていたのは20系と30系のセルシオやクラウンでしたから。
この時代の車は1/1スケールのプラモ!?
BORDERLESS大貫社長 Boseさん、ご無沙汰しています。桝永君、シビックをキレイに乗っているでしょう。
桝永 このウイングは買った後にオークションで探しました。当時の社外品なんですが、どっしりしたスタイルが気に入っています。最近のは根本が細くてスカスカした感じなんですよね……。
大貫社長 桝永君のグランドシビックのようにスポーツ路線もありだし、US仕様にするのも人気です。例えばサンバイザーの裏が日本語ではなく英語になっているとか。
桝永 僕は80年代はまだ子供だったからリアルに知っているわけじゃないけれど、Boseさんと同じような感覚になることがあります。インテリアの雰囲気がいいですよね。あとは音が気持ちいいです。以前からVTECのカムが切り替わるときの音が好きで、街でホンダ車を見るとつい目で追いかけていました。今はその音を自分の運転で聞けるから最高に気分がいいです。
桝永 それ、僕もあります。シビックのイベントに参加したときにいろんな車を見て楽しんだ後、自分の車に戻って「やっぱりグランドが一番」って思ったり(笑)。でも最近、お店の社長が乗っているワンダーシビックを見ていたらだんだんワンダーも良く見えてきて困っているんですよ。
オーナーに会いに行ったお店で、超激レアモデルを発見!!!!!
大貫社長 今、ブルドッグは本当に出てこないですからね。しかも白い方は走行わずか5.1万kmです。
大貫社長 残念ですがこういう車は二度と生まれないでしょうね。だからこそ僕らはていねいに残していかなきゃダメだと思っています。
桝永 これ、1983年式ですか。僕も1983年生まれなので同じ年です。シビックとは全然違う魅力がありますね。かわいい!
【Boseの称賛タイム】ボーダーラインを踏み越えた人って思わず応援したくなる!
製造から30年前後経っている80~90年代初頭の車を選ぶ。これって初めて買う人にとってはボーダーラインを一歩踏み越える感覚だと思う。
もちろん「壊れるかもしれない」というリスクも考えるはず。でも越えた人にしかわからない楽しさもある。
桝永君と話していると、ワクワクしている雰囲気がバンバン伝わってきて嬉しかったな。
もちろん、この時代の車に乗っていると大変なこともあるもの。
でもシビックとの暮らしを楽しんで、武道や茶道のようにシビックの道=『シ道』を極めてほしいね。
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 【トヨタ タンクの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(後編)
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- メルセデス・ベンツの“異端児”CLAシューティングブレークに乗るとテリー伊藤に胸毛が生える!?
- 本場ドイツの名門レース「DTM」が、再び注目を集めるワケ!【EDGE MOTORSPORTS】
- 【マンガ】ホンダ N-ONE(現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
- 現行型アルファードの平均価格が300万円台に突入!! 中でも後期型の低走行車が超お得