▲現在、日産はフロントノーズに、三菱はリアフェンダーに充電口を設けている。日産主体の開発となれば、差し込み口は左右ヘッドランプの間に設置か ▲現在、日産はフロントノーズに、三菱はリアフェンダーに充電口を設けている。日産主体の開発となれば、差し込み口は左右ヘッドランプの間に設置か

デイズ/eKのシャシーに秘密が

日産と三菱がともに環境対応技術として、他社よりもピュアEVに注力していることは説明するまでもない。当然、両社はNMKVも交えて軽規格においても、EVを開発している。

発売されたばかりの新型デイズ/eKは、先代と同じく背高ワゴンに設計されているが、全高は20mmアップ。

これに伴ってヒップポイントもわずかに上がっている。

また、後席足元がフラットに設計されているのもセールスポイントのひとつ。

床下にプロペラシャフトが通る4WD車でさえ、凹凸のない平らなフロアが実現されている。じつは、このフラットなフロアに秘密がある。
 

バッテリーの調達先は?

プロペラシャフトが収まる程度の空間が、床下に設けられているわけだ。ここにバッテリーを搭載する前提で、設計されたのでは? とも考えられる。

つまり、上げ底になっているのは、EV用のバッテリーを収めるための空間が設けられているためだろう。

バッテリーの供給元も気になる。現行i-MiEVには、三菱商事やGSユアサが出資して設立された、リチウムエナジージャパンの電池が使われている。

対するリーフは、NECと日産が手を組んで設立されたAESC(オートモーティブエナジーサプライ)から電池を調達中だ。

AESCは、ラミネート型の個性的な電池セルを用いており、日産が開発主導となれば、こちらが起用される可能性が高いが、はたして?

日産は2022年度末までに、国内向けEVを3車種、三菱も20年以降にEVを2モデル投入することを公言している。

もちろん、デイズ/eKのEVバージョンも含まれているはずなので、早ければ2020年後半にもお目見えするかもしれない。

※2019年7月11日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年以降
■全長×全幅×全高:3395×1475×1640(mm)
■搭載エンジン:電気モーター
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部