▲フロントマスクには、末広がりの台形インテークが配されて、ワイド感と安定感が醸し出される。インテーク内はグレードを問わず、全車メッシュ仕上げとなる ▲フロントマスクには、末広がりの台形インテークが配されて、ワイド感と安定感が醸し出される。インテーク内はグレードを問わず、全車メッシュ仕上げとなる
▲セダンのリアルスタイルはなかなかにスタイリッシュ。3ナンバー幅が効いているようで、どっしりとした安定感が演出されている▲セダンのリアルスタイルはなかなかにスタイリッシュ。3ナンバー幅が効いているようで、どっしりとした安定感が演出されている

ほぼ日本独自規格で登場

2018年8月11日にもお伝えしたとおり、次期カローラは3ナンバー化される。じつは国内外で設計が異なり、別の車と呼んでいいほど、中身が違う。今回は国内仕様の詳細をご紹介しよう。


次期カローラは、3ナンバー幅にワイド化されるものの、それでも国内で販売されるカローラは、日本向けオリジナルであるといえる。

国内向けセダンとツーリング(以下、ワゴン)には、発表済みのスポーツ(以下、ハッチバック)と同じホイールベース、2640mmのシャシーが用いられる。

また、全長も海外仕様より135mmほど短いため、前後オーバーハングにも違いが見られるだろう。

わざわざ国内向けが作り分けられる結果、ドアミラー格納時の幅(1785mm)と、ドアオープン時の幅は、現行モデルとほとんど変わらず、最小回転半径は5.0mに抑えられる。

トヨタは、3ナンバーボディに対する市場でのネガティブな印象を払拭すべく、力を注ぐ模様だ。
 

▲こちらはカローラツーリング。ルーフレールは標準装備されず、ワゴン全車にオプション設定される▲こちらはカローラツーリング。ルーフレールは標準装備されず、ワゴン全車にオプション設定される
▲カローラツーリングのリアビュー。ワゴンらしい伸びやかさにスタイリッシュさが加わる。トップグレードのW×Bには、ディフューザー式のメッキエグゾーストが与えられる▲カローラツーリングのリアビュー。ワゴンらしい伸びやかさにスタイリッシュさが加わる。トップグレードのW×Bには、ディフューザー式のメッキエグゾーストが与えられる

1.8Lガソリン仕様もラインナップ

パワートレインには、ハッチバック譲りの1.2L直噴ターボと、1.8Lハイブリッドに加えて、1.8Lガソリン仕様もラインアップされる。

ハッチバックと違って、1.2Lターボのトランスミッションは、6速MTに限定されて、CVTは設定されない。ちなみに1.2Lターボは最上級グレードのW×B専用ユニットに据えられる。

1.8Lハイブリッドと同ガソリンユニットは、セダン、ワゴンともに全グレードに設定される。

▲ハッチバック同様、フロントにストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式のサスペンションが与えられる。セダン、ワゴン、ハッチバックで、チューニングがそれぞれ違うという▲ハッチバック同様、フロントにストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式のサスペンションが与えられる。セダン、ワゴン、ハッチバックで、チューニングがそれぞれ違うという

現行モデルも併売される

サスペンション形式は上記にもあるとおり、ハッチバックに準じた、前ストラット式、後ダブルウィッシュボーン式が与えられる。

セダンは乗り心地を、ワゴンは走安性を重視したセッティングに仕立てられて、異なるという。

なお、どうしても5ナンバー幅にこだわるユーザー(法人など)のために、モデルチェンジ後も現行アクシオ、フィールダーの継続販売が決まった。

EXの単グレードに集約され、1.5Lハイブリッドと同ガソリンの両タイプが引き続き、生産販売される。

※2019年7月5日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2019年9月17日
■全長×全幅×全高:4495×1745×1435(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4+モーター 他
 

text/マガジンX編集部
photo/トヨタ