▲専用エアロパーツが用いられ、ハイウェイスターを上回る硬派な印象が醸し出されるセレナNISMOは、2017年にデビューか。東京オートサロンで先行公開される可能性あり ▲専用エアロパーツが用いられ、ハイウェイスターを上回る硬派な印象が醸し出されるセレナNISMOは、2017年にデビューか。東京オートサロンで先行公開される可能性あり

専用エアロでクールな印象が醸し出される

2016年1月の東京オートサロンで、モデル末期だった先代セレナを用いてひっそりと予告されていたように、日産はNISMOブランドをミニバンにも展開する。競合車の動向を加味すれば、当然の戦略と言えるだろう。セレナNISMOと5ナンバー背高ミニバンのスポーティモデルについて紹介していこう。

ベースとなるのは今年デビューした新型で、約1年後の2017年秋にデビューする公算が大きい。追加投入されるNISMOでは、エアロバンパーやドア下方のクラウディングパネルが専用デザインに変更され、ハイウェイスターとの違いを強調。

クロームパーツは、ダークメッキ調に変更されて、華やかさが抑えられる代わりに、クールな雰囲気が打ち出される。さらに、大径タイヤと専用アルミホイールの採用も見逃せない。

サスペンションにも専用チューニングが施され、ハンドリング性能が優先されて、引き締まった乗り心地がもたらされるだろう。併せてボディ剛性を高める補強パーツが加わり、家族のための車がドライバーズミニバンに変身すると言っても過言ではない。
 

2017年東京オートサロンで公開か?

インテリアでは、シートが専用表皮に張り替えられて、メーターパネルもデザインが変更されるかもしれない。革巻きパーツには、赤ステッチが用いられ、ステアリングホイールには、直進状態の識別に役立つ赤いセンターマークが追加される。レーシングマシンを思わせる演出だ。

なお、セレナには、1モーター2クラッチ式のストロングハイブリッドがラインナップされる計画も取り沙汰されており、こちらも早ければ発表から1年が経過する2017年秋に実現しそうだ。

セレナNISMOは2017年の東京オートサロンで公開される可能性が高い。
 

▲2016年10月21日に発表されたホンダ ステップワゴン モデューロX。フロントグリル内インテークが一体デザインにまとめられて、押し出しの強さが演出されている。5ナンバー幅を踏襲する点もポイント ▲2016年10月21日に発表されたホンダ ステップワゴン モデューロX。フロントグリル内インテークが一体デザインにまとめられて、押し出しの強さが演出されている。5ナンバー幅を踏襲する点もポイント
▲トヨタは、スポーツシリーズのネーミングを見直すため、いったんG’sをラインナップから外して再投入する。販売中のノア(写真左)、ヴォクシーG’s(同右)は2017年秋にGRへと改名&リニューアルされる ▲トヨタは、スポーツシリーズのネーミングを見直すため、いったんG’sをラインナップから外して再投入する。販売中のノア(写真左)、ヴォクシーG’s(同右)は2017年秋にGRへと改名&リニューアルされる

盛り上がりを見せる5ナンバー背高ミニバンのスポーティモデル

ホンダは、最近(2016年10月21日)にホンダ ステップワゴン モデューロXを発表。フロントフェイスは専用品が用いられ、スパルタンな印象が強調された。トヨタは、G’sで発表済みのノア・ヴォクシーを仕切りしてGRという名称で再登場させる予定だ。こちらは2017年9月とセレナNISMOより少しだけ早く投入する計画とみられる。5ナンバー背高スポーティミニバンの対決が楽しみだ。

※2016年11月23日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
 

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年10月
■全長×全幅×全高:4770×1740×1865(mm)
■搭載エンジン:2L 直4

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部