スバル インプレッサ【モデル変遷編】
2008/05/30
一部改良やマイナーチェンジを重ねて品質を向上
フラッグシップであるSTiシリーズも加え名実と共にスバルの顔に
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border="0" alt="スバル インプレッサ|人気中古車完全カタログ" />●2000年(H12年)8月:デビュー
スポーティなセダンとコンパクトなワゴンを用意
「速く、楽しく、安全に」との考え方をベースに開発された2代目が登場。ボディタイプはスポーツワゴンと、WRXと呼ばれるセダンの2種類が設定された。エンジンは2L DOHCのNAとターボで、ワゴンには1.5L SOHCも用意。全車5MTと4ATが設定されており、2Lの4ATはステアリングスイッチでもシフトチェンジ可能なスポーツシフト付きとなっていた。駆動方式は基本的に4WDだが、1.5LのみFFも用意されている。
↑ターボモデルとなるワゴンの20KとWRXのNBには、ホールド性が高いバケットシートが標準装備されている | ↑前席エアバッグは標準。サイドエアバッグは、リア中央席3点式シートベルトとセットでオプション設定された |
●2000年(H12年)10月:グレード追加
フラッグシップモデルSTiシリーズが登場
追加となったSTiは、2Lターボエンジン&高剛性6MTを搭載したハイスペックモデル。ピストン冠面の形状変更で強度や剛性を高めるなど、STi専用として新たに設計されたエンジンを搭載している。組み合わされたトランスミッションは、新開発となる6MT。操作系の剛性を高め、優れた操作感と確実なシフトチェンジを実現している。足回りには高剛性の倒立サスペンションや、ブレンボ製ブレーキシステムなどを搭載。なお、駆動方式は4WDのみの設定となる。
↑ブラック基調のメーターパネルを搭載。夜間点灯するSTiロゴやメタル調塗装により、レーシーな印象となった | ↑冷却性能を高める大型エアインテークを採用。スポークタイプのアルミホイールは、WRX STi専用デザインだ |
●2001年(H13年)9月:一部改良
フロントフェイスの変更と走行性能の向上を実施
ボディタイプによって異なるグリルを採用。また、2Lターボの4AT車に緻密な変速コントロールが可能な制御システムを搭載するなどの変更も行われた。
←WRXには、彫りの深い開口部とメッシュグリルが組み合わされた。オーナメントは全車スバルエンブレムに変更 |
●2002年(H14年)11月:マイナーチェンジ
外観を大幅に変更して従来のイメージを一新
バンパーやヘッドランプなど、フロント回りを中心にデザインが変更された。また、セダンからWRXの呼び名が外れ、セダン、ワゴンともターボ車をWRXという名称に変更。NA車は15i、20Sなど排気量を数字で表す名称となったほか、ワゴンのSTiモデルは廃止されている。さらに、WRX STi系はエンジンを改良。最大トルクを40.2kg-mまで引き上げたほか、ツインスクロールターボを採用するなど、優れた動力性能を実現している。
↑WRX STi系は赤色LED使用のメーターを搭載。内装色はWRカーを彷彿させるブルーを採用した | ↑グリルはNA車とターボ車で異なるデザインに。NA車にはバータイプが採用され、カジュアルな印象を強調する | ↑ボリューム感のあるフロントフードが印象的。大型ヘッドライトが精悍なイメージを醸し出す |
●2003年(H15年)9月:一部改良
装備内容の変更と新グレードの追加
ワゴンの15i-Sと20Sに、フォグランプ一体型バンパーとメッシュグリルを採用。15i-Sには濃色ガラスなどが追加された。
←セダンには使い勝手を重視した、15iを追加。専用5ナンバーボディやオートエアコンなどが採用されていた |
●2004年(H16年)6月:一部改良
よりスポーティに生まれ変わったSTi
STi は高剛性フロントハブユニットを追加するなど、シャーシ性能を向上。さらに、旋回性能の向上や軽量化も図られた。
←セダン&ワゴンに2トーン専用シートなどを搭載したカジュアルな15iリミテッドを追加 |
●2005年(H17年)6月:マイナーチェンジ
外装の大幅変更に加えSTiの性能をよりアップ
グリルやヘッドライト、フロントバンパーのデザインを変更。また、グレード整理が実施され、セダンは1.5i、WRX、WRX STiシリーズ、ワゴンは1.5i、1.5i-S、WRXに大別された。このほか、STiシリーズの性能が向上。エ ンジンの最大トルクを43kg-mにまで引き上げたほか、6MTに改良を図り、シフトフィーリングも向上している。
↑ワゴンの1.5iは、内装色に新しくベージュカラーが設定された | ↑グリルは航空機の翼がモチーフ。フードにはグリルから伸びるキャラクターラインが入り、立体感が与えられた |
●2006年(H18年)6月:一部改良
軽快で扱いやすい1.5Lをラインナップ
セダンとワゴンに新グレード、1.5Lを追加。エンジンは新開発で、扱いやすく実用燃費に優れた1.5L DOHC を搭載している。また、WRX STIスペックCを除く全車に、落ち着いた色合いの新色、アーバングレーメタリックを採用。さらに、ワゴンの1.5i、1.5R、WRXには上質な輝きをもつガーネットレッドパールが新設定となった。このほか、WRX STI はフロントピラーとアッパーフレームを繋ぐ補剛材が追加されるなどの変更も実施。
↑WRX STI には優れた応答性に加え、扱いやすさと高いスポーツドライブ性能を両立したリアトルセンLSDを採用 | ↑1.5Lはマフラーカッターや、UVカットガラスなどを標準装備。内装では本革巻きステアリングなどが奢られた |
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