王室にも愛された「砂漠のロールスロイス」
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2015/02/25
▲オフロードタイプの4WDは作業車だった時代に、プレミアムなフルタイム4WD車として誕生した初代レンジローバー
「砂漠のロールスロイス」と呼ばれたレンジローバー
「砂漠のロールスロイス」とはレンジローバーのこと。本物のロールスロイスを手に入れることは運転手を雇うことと同義と言っても過言ではないと思うのだが、砂漠のロールスロイスはセレブたち自ら好んでステアリングを握った。ドライバーズカーとしても愛された元祖プレミアムSUVだ。
まだSUVという言葉が広まる前のこと。オフロードタイプの4WDとは軍用車もしくは働く車でしかなかった。シャシーはそのまま荷台を載せるだけでトラックになるような存在であり、アメリカのジープと双璧をなすのがイギリスのランドローバーだった。
そんな中にあって、悪路走破性能はそのまま、快適性が大幅にアップするように開発されたのがレンジローバーだった。これが貴族を中心に大ウケした。一度雨が降ると、お城や領内の道はヌタヌタの泥道になり、前へも後ろへも進めなくなる。レンジローバーはそういったところでも難なくエレガントに移動でき、乗用車のように快適だったのだ。
そんな支持をバックボーンに、レンジローバーのシートは革張りになり、インテリアには高級なウッドパネルが惜しげもなく使われるようになる。いつしか「砂漠のロールスロイス」とまで言われるようになったのだ。
▲歴代レンジローバー。一番手前が現行モデルだ。フロントマスクはプレミアムSUVのアイコンとして広く認められている
現行レンジローバーは4代目。まずは先代モデル以前から選択肢に挙げたい
レンジローバーは初代が1970年に、2代目が1995年に、3代目が2002年に、そして現行モデルとなる4代目が2013年に登場している。現行モデルは中古車相場がまだ1000万円を下らないので時期尚早か。狙うなら3代目以前だ。初代はクラシックレンジと呼ばれ、もはやプレミアムがついているものの総額300万円以内から選べる。ポイントは年式が年式だけに走行距離に神経質にならないこと。基本的にタフであるし、ウィークポイントもあるが、これは知り尽くされている。メンテナンスに袋小路はなく、上手に付き合えるはずだ。
▲フロントマスク以上にアイコニックなのが真横から見たフォルムだ。高いウエストラインに広いグラスエリアは歴代モデルに共通する。写真は初代モデル
2代目はエアバッグなどの安全装備が充実するなど、そこかしこに近代化された雰囲気がある。歴代モデルの中ではもっとも中古車相場が低い。初代と同じ予算で走行距離5万km以内のものも選べるので、走行距離にこだわりたい方はこちらから目星を付けてみてはいかがだろうか。
▲2代目はエアサスを一般的なスプリングに替えて乗るドライバーもいる。しかし、空気バネの上質な乗り味をまずは味わいたい
3代目は、ランドローバーがBMW傘下にあり、開発にあたっては当時のBMWの技術が注入されている。よりプレミアム感が増すと同時に、全長が4950mm、全幅が1955mmとかなり大型化している。この体躯を敬遠するのではなく、むしろプレミアムSUVとしての迫力が増したと感じる方にオススメしたい。
▲ルックスは初代へのオマージュが色濃くなった3代目。だが中身はBMWのエンジンが搭載されるなど、電子制御化が進んでいる
プレミアムSUVは数あれども、レンジローバーは力強さの中にも繊細さがあり、押出の強さにもどこか気品が漂う。絶妙なバランスの上に成り立つ美しさに共感させられる。こういった優雅な存在を暮らしの中に置くことは、人生をより味わい深いものにしてくれるのではないだろうか。
▲参考までに、こちらは現行モデルの最上級グレード「AUTOBIOGRAPHY ロングホイールベース」のリアシート。ビジネスクラスのシート並みの広さ、マッサージチェアになっているなど、これはもうショーファードリブンの領域。さすが「砂漠のロールスロイス」である
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この記事で紹介している物件
ランドローバー
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