国産車にはない乗り味。初めての輸入車にミニバンはいかがでしょう
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2015/01/28
ミニバンでさえ足腰が鍛え抜かれているのが、欧州のスタンダード
初めての輸入車選びとなると、BMW 1シリーズ、アウディ A3、メルセデス Aクラス、フォルクスワーゲン ゴルフが良い。いずれもエントリーモデルだが、このクラスは「違和感」がないからだ。そのブランドにエントリーしやすいよう、他の車から乗り替えても違和感がないよう、偏りがなく万人向けに作られている。つまり、そのメーカーやブランドの個性や主張はやや薄めで、初めての輸入車として乗ってもすんなり気持ち良く乗れるわけだ。ただし、乗れば乗るほど各メーカーの味わいがジンワリ染み出てきて「次は3シリーズやA4、Cクラスに乗りたい」と思うようになっているのだ。実に、うまくできている。
ただ、それではあまり“エッジ”ではない。今回はもっと美味しい初めての輸入車選びとして、欧州製ミニバンをオススメしたい。欧州では、速度無制限区間のあるアウトバーンをミニバンでガンガン走る。ワインディングの続くカントリーロードや山岳道路もグイグイ駆け巡る。結果、足腰のシッカリとした、走りの良さが求められるのだ。日本ほどミニバンの種類が多い国はないが、使われる環境が違うため欧州製ミニバンほど走りのハイクオリティを狙っていない。つまり、国産ではなかなか手に入らない走りの世界が、欧州製ミニバンにはあるわけだ。
ゴルフトゥーランとRクラスこそ、初めての輸入車にふさわしい?
「いや、それほど走りにはこだわっていない」という方もいるだろう。そんな方には欧州製ミニバンのシートの良さを押したい。ドライバーズシートの話ではなく、2列目、3列目シートの話だ。欧州製ミニバンは1列目から3列目まで、シート作りのテンションにまったくムラがない。いずれにもシッカリとしたシートが備わっているため、ロングドライブでも同乗者を疲れさせないという特徴がある。欧州のホリデーシーズンは移動距離が長い。これは、その必然から生まれたものだ。
さて、具体的にオススメのモデルを挙げると、フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランとなる。運転してすぐに、ドッシリとした安定感に軽く感動を覚えるだろう。路面の状態がステアリングを通して伝わってくる感触はゴルフ譲りであり、アイポイントが少し高くて見晴らしのいいゴルフに乗っているかのようだ。
乗車定員は前から2+3+2の7名。全座席、シートベルトもちゃんと3点式になっている。ただし欠点がないわけではない。小物入れなど室内のユーティリティにおいては国産ミニバンの方が上手だ。足りないところはカー用品などを上手に使って補うようにしたい。
そんなトゥーランだが、2004年に日本に上陸し、以降マイナーチェンジを繰り返しているが基本設計は変わっていない。ロングセラー故にカーセンサーnet掲載台数が289台と豊富で、平均車両価格が約141万円と手頃なのも嬉しい(2015年1月25日現在)。走行距離1万km以下、登録して1年以下のものが総額300万円以下で十分に手に入る。
中には「トゥーランはFFのみ……4WDじゃなきゃダメだ」とおっしゃる方もいるだろう。そんな方にはメルセデス・ベンツのRクラスが良いだろう。中古車掲載台数は35台だが、そのうち実に33台が4WDだ。ハンドリングやスタビリティでゴルフに劣らない。低いグレードでも、3.5LのV6エンジンと7速ATの組み合わせというのも高ポイントだ。フル乗車に加えて荷物も満載するなら、コチラの方が断然楽に走れる。初めての輸入車にしてはゴージャスでうらやましくもあるが、掲載される中古車のうち約3分の2が総額300万円以内で購入可能だ。
ふむ、こう考えてみると、初めての輸入車は欧州製ミニバンが狙い目でないか?
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- Car:メルセデス・ベンツ Rクラス&フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン
- Conditions:総額300万円以下(総額300万円を超えるプランが用意されている場合があります)
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