【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、中古車的バリュー投資を勧める
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/05/17


http://www.sgt-date.com
ミニマムな予算でマキシマムなリターンを得る方法
世界一の投資家といえばアメリカのウォーレン・バフェット氏ということで異論はないだろう。そのバフェット氏が得意としているのが「バリュー投資」だ。バリュー投資とは、企業の本質価値よりも安い市場価格で株を買うこと。具体的にはPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などが代表的な選択基準となる。超ざっくり言ってしまうとバフェット氏はこの手法だけで、世界有数のお金持ちになったのだ。
我々のような輸入中古車ハンターも1人の「中古車的投資家」であると考えた場合、バリュー投資の考え方は非常に参考になる。もちろん我々はバフェット氏と違い、手に入れた輸入中古車を転売することで利益を上げることはできない。かの徳大寺有恒巨匠がおっしゃったとおり、車というのは買っても売っても損をするものだ。基本的には。
しかし、利益とは何も金銭的なことだけをさすのではない。その車に乗ることで得られた良き出来事や気分なども「人生における利益」とカウントすることはできるはずだ。そういった意味で、我々も中古車的バリュー投資を通じてバフェット氏のように「利益」を上げることはできるのだ。
ほぼ同条件の人気車との価格差は100万円以上
もちろん中古車にはPERやPBRのような明確な数値基準はないため、何をもって「バリューな1台」とするかは微妙なところである。100人いれば100通りの「バリューな選択」があり得るだろう。しかし少なくとも一般論として提案できるのは以下のポイントである。
●世間的には人気薄のブランドまたはモデルで
●しかし自分的には全然アリな選択で
●そしてエンジンやシャシーは人気ブランドまたはモデルに何ら遜色がなく
●ほとんど新車に近いとすら言えるコンディションであること
こういった条件を脳内に描きつつ検索をかけてみれば、ウォーレン・バフェットもびっくりの(?)バリューな1台にきっと巡り合うことができるだろう。
筆者個人の場合でいえば、下の物件リンクにもある12年式のVW パサートバリアントTSIなど、まさにイメージどおりの1台だ。同セグメントにあたるアウディ A4アバントの同条件車と比べて少なくとも100万円は安く入手することができ、それでいてA4アバントに明らかに負けている点といえば「女性ウケ」ぐらいのものである。なんともバリューな投資ではないか。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
ウォーレン・バフェットばりの(?)中古車的バリュー投資銘柄はいかが?
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
“SUV疲れ”した人に贈る「代わりに、実用性も備えるスタイリッシュフォルムが新鮮なコレ、どうですか?」5選
~その使命は感情を揺さぶる存在であり続けること~ スーパーカー論【カーセンサーEDGE 2025年7月号】
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
【試乗】新型 ヒョンデ インスター|軽自動車の十八番を奪うBEV! 愛らしいスタイルでも快適性はクラス以上!
その存在意義を考えさせられた、古都を舞台としたコンクールデレガンス
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”
自由と絶景とハプニング! ルノー アルカナで行く神様が集まる「神津島」への旅
【海外試乗】新型 フェラーリ 296 スペチアーレ|こだわったのはドライビングファン! エレガントさを残したハイブリッドスーパースポーツの高性能モデル
今絶対乗っておくべき「マルチシリンダー・大排気量・自然吸気」のMTという絶滅寸前モデル5選!!