ランドローバー レンジローバースポーツ|伊達セレクション
写真は2012年モデルだから……という部分も少々あるが、それでも、コンディションの良い中古レンジローバースポーツであれば、そのオーラというかたたずまいはこの写真とほぼ同じと思っていただいて間違いない。鉄が、という意味ではなく「サビない車」である。現在の中古車相場は、4.2Lのスーパーチャージドで300万~400万円といったところだ。
ランドローバー レンジローバースポーツ 内装|伊達セレクション
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300万円台なのに1000万円級に見える不思議

過日、別件で07年式のランドローバー・レンジローバースポーツ・スーパーチャージド4WDという長い名前の車を取材した際、筆者は震撼した。

ご承知のとおりレンジローバースポーツとは、兄貴分のレンジローバーを少しだけコンパクトにして、スポーツサスなどで少々イケイケなニュアンスにしたスポーツSUVである。新車価格は1000万円超級で、現在の中古車相場はおおむね300万円から400万円(前期型の場合)。実際、筆者が取材した個体の車両本体価格も300万円台半ばだった。

しかし、どこからどう見てもそれは300万円台の車には見えなかったのだ。どこからどう見ても、そして乗ってみても「1000万円級の車」でしかない。

補足として申し上げるが、筆者はいわば輸入中古車の玄人である。街の素人さんとは違う、その玄人が「こ、これは1000万円級にしか見えない! 乗り味もまた然り!」と言っているのだ。

大半のいわゆる高級車は、登場からしばらくの間はステキで金持ちっぽい感じに見えるが、5年から7年もたつと中途半端に古い「残念な感じ」になる。しかしそこからさらに15年ほど経過すると、逆に「わびさび」が出てきて再評価の機運が高まる。これが、輸入車における一般的な「サイクル理論」だ。

しかしレンジローバースポーツにはサイクル理論が当てはまらないのだ。登場から約7年を経て、状態の良い物件であればいまだに新車時と同等価格に見える。……化け物である。

今、購入価格の倍以上に見えるのはこの4ジャンル?

だがレンジローバースポーツに「サイクル理論が当てはまらない」ということはないだろう。私見だが、あと5年もすれば、さすがのレンジローバースポーツも中途半端に古い感じに見えるかもしれない。が、「最初の旬」が異様に長いということだけは確実に言える。

そのうえでモロモロ考えてみた筆者は、「レンジローバースポーツ以外にも、“最初の旬”が異様に長い車はいくつかある」ということを発見した。それが、下記の物件リンクにある車種である。

どれも中古車価格300万から400万円ほどなのだが、どう見ても1000万円級にしか見えない……というモデル群である。厳しめに見積もったとしても、見た目800万円級だろうか。

具体的な車種としては、先から述べているレンジローバースポーツとメルセデス・ベンツGクラス、ジャガーXJ、そしてすべてのフェラーリである。この4者に共通する「絶対的な法則」のようなものは遺憾ながら発見できなかったが、強いて言えば「不変かつ普遍な姿形を固持しつつ、時代に応じた微修正を加えている車種」ということになる。

ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
300万円台なのに1000万円級に見える車もあるんです!


文・伊達軍曹 text/Sergeant DATE