トヨタ ヴィッツ【モデル変遷編】
2008/03/14
後期モデルには全グレードにサイドエアバックを標準装備
さらに全15色という豊富なボディーカラーも用意された
●2005年(H17年)2月:デビュー
全5グレードと充実のラインナップで販売開始
走行性などの基本性能はもとより、居住性や質感などあらゆる面で向上させた2代目ヴィッツが登場した。プラットフォームは新開発で、優れたパッケージングを実現。前後席間距離はクラストップレベルの880mmで、さらにラゲージ容量をVDA値274Lとするなど、広い室内空間と高い積載性を両立している。
グレードは、装備がシンプルな順にB、F、X、U の4種類のほか、スポーティグレードのRSを設定。FとBにはアイドリングストップシステムなどを搭載し、低燃費を実現したインテリジェントパッケージも用意されていた。エンジン排気量は3種類で、1LがBとFに、1.3LがFとUに、そして1.5LがXとRSに搭載。なお、1.3Lエンジンは駆動方式によって異なる2種類が用意されている。トランスミッションはCVTが中心で、FとUの4WD車のみ4ATが搭載されたほか、RSは5MTも選択可能だ。
●2005年(H17年)8月:特別仕様車
ソフトな印象の内外装と便利装備を採用した一台
Fクリームコレクションは、Fの1L車と1.3Lの4WD車がベース。専用のグレージュ内装色やスマートエントリー&スタートシステムなどが採用されていた。
←ボディ色は、専用のローズメタリックオパールを含む全6色。電気式バックドアオープナーなども奢られた |
●2005年(H17年)12月:一部改良&グレード追加
専用装備を数多く採用し質感を向上した新グレード
X にスマートエントリー&スタートシステムと4スピーカーを標準装備。また、BとBインテリジェントパッケージを除く全車に、G-BOOK ALPHA対応HDDナビをオプション設定するなど、利便性が高められた。
さらに、新グレードのI’ll(アイル)を設定。メッキ加飾のインサイドドアハンドルや、本革&スエード調シート表皮といった上質装備に加え、足元照明やフロントフォグランプなどが標準装備となっていた。
↑シャンパンシルバーのセンタークラスターはI’llの専用装備。本革巻きステアリングなども採用されている | ↑ヘッドランプは、RSがオートレベリング機能付き、F、U、Xがマニュアルレベリング機能付きに変更された | ↑フロントグリルやフルホイールキャップは専用デザイン。ヘッドランプにも専用加飾が施されている |
●2006年(H18年)6月:特別仕様車
人気グレードに装備を追加して安全性を向上
Fをベースとしたアドバンストエディションが登場。オートレベリング機能付きディスチャージヘッドランプなど、数多くの特別装備が採用された。
←サイド+カーテンエアバッグの採用に加え、従来は1カ所のみだった格納式アシストグリップを4カ所に増設 |
●2007年(H19年)8月:マイナーチェンジ
より洗練された外観と高い安全性&快適性を実現
RSを除く全車で、前後バンパーやグリル、ヘッドランプ、リアコンビランプのデザインが変更。ボディ色はターコイズメタリックなど新たに4色が設定され、全15色となった。内装では、サイド&カーテンエアバッグを全車に標準装備とし、安全性を向上。また、I’ll とUの運転席には肩や腰、下肢部分にヒーターを配置した快適温熱シートが標準装備されている。さらに、RSの1.3L車が追加となるなど、グレード構成も変更された。
↑1.5RSのCVT車には、ステアリングを握ったままシフトアップ&ダウンの操作ができるパドルシフトを追加 | ↑快適温熱シートは温度設定の切り替えも可能。冬だけでなく、冷房使用時などオールシーズンで活用できる | ↑エクステリアはデザインに加え、ターンランプ付きドアミラーの採用といった変更を実施 |
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