“人馬一体”を追求したロードスター唯一のターボモデル

ロードスターと言えば、世界で一番売れた2シーターオープンカーとしてギネスブックにも載るほど、日本のみならず世界中にファンの多い車です。FRという駆動方式と1tほどの軽量なボディとの組み合わせにより、ドライバーに走る楽しさと操る楽しみを与えてくれる数少ない存在でもあります。そんなロードスターシリーズの中で、唯一のターボモデルとなるのが2代目NB型に設定されたロードスターターボです。

ターボを装着することで馬力は160psから172psに、トルクは17.3kg-mから21.3kg-mになっています。この数値を見ていただければわかるとおり、ターボは装着しましたが大幅なパワーアップは行われていません。単にエンジンの出力を高めたわけではなく、操る楽しさを重視したフラットなトルク特性となるようチューニングされました。これは速さだけを単純に追求するのではなく、ロードスターが守り続ける、車と人とが対話しながら走りそして楽しさを感じる“人馬一体”をさらに追求した、と言い換えることができますね。
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ターボ化されパワーアップしたエンジンとのバランスを考えて、駆動系はクラッチ、ミッション、ドライブ/プロペラシャフトなどがそれぞれ強化部品へと交換されています。それに合わせて、ビルシュタインのダンパーにも専用チューンを施しローダウン化されました。パワーを効率よく伝達するため、17インチの大径タイヤとしました。

内外装も同時に手が加えられています。フロント/リアのエアロパーツはターボ専用の新デザインのものとし、シートもレッド×ブラックのコンビネーションとするなど、よりスポーティな意匠へと変更されました。ボディカラーは専用のベロシティレッドマイカを含む4色が設定され、インテリアの組み合わせは前述のレッド×ブラックの組み合わせのほかに3種類設定されています。
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ただでさえ楽しいロードスターが、ターボを付けたことでドライバーにどんな“人馬一体”感をもたらすのか。それは実車を購入して確認してみてくださいね。

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<カーセンサーnet編集部・フクダ>