『となりのトトロ』のサツキとメイにオススメの中古車はあのフランス車?
カテゴリー: クルマ
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2015/09/03
▲一般に『となりのトトロ』の舞台のモデルは、埼玉県所沢市から東京都東村山市にかけての狭山丘陵が紹介されることが多い。時代設定は昭和20年代後半~昭和30年代前半だと思われる
毎回20%前後の視聴率を叩き出すお化け映画
もはや夏の風物詩と言ってもいい、日本テレビ系でのジブリ作品の放送。今年は『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』が3週連続で放送されている。「今年はとなりのトトロがない~」と残念に思っている子供がいたかもしれないが、『となりのトトロ』は1998年以降2年ごとに放送されている。前回が2014年の放送だったので今年はお休みのご様子だ。そこで今回は、その代わりといってはなんだが、『となりのトトロ』をテーマにサツキとメイにオススメの車を考えてみよう。
まずはあらすじから。と思ったが、1989年のテレビ初放映以来、20%前後の視聴率を何度も叩き出す作品。ビデオリサーチのホームページを参考に計算すると、視聴率20%とは、関東・関西・名古屋地区だけでも、580万世帯以上が観ている計算となる。これが、2年ごとに放送されているわけで、さらにDVD試聴なども含めたら、ほとんどの人があらすじを知っているだろう。ということで、今回はあらすじは割愛。
しっかりもののサツキとおてんばなメイは理想の姉妹!?
とはいえ、サツキとメイがどんな性格なのかは、車選びには重要なポイント。お姉さんのサツキは、とにかくしっかり者の12歳。妹であるメイの面倒をしっかり見るし、入院しているお母さんの代わりに家事もこなす。そして、長女だけに聞き分けもいいのだ。
4歳になる妹のメイは最初にトトロを見つけた好奇心旺盛な子供。劇中ではよく走り回り良く転んでいる元気なシーンが多い。しかし、末っ子らしく聞き分けが悪く我儘な一面もある。
互いに1台ずつの車を考えても良いが、仲の良い2人のことだ。1台の車をシェアするという使い方がほのぼのとしているではないか。そんな風に成長していてほしいという、個人的な願望もこもっているが……。
サツキとメイが親しんでいた自動車メーカーはダイハツだった
さて、しっかり者のサツキは家計のことを考えて、維持費が安い軽自動車を選ぶだろう。女性でも運転しやすいサイズもピッタリだ。さて、そこにメイの活発さを考慮すれば、スポーティなタイプがいいのではないだろうか。例えば、話題になっている軽オープン。ショートカットで颯爽としたイメージのサツキにも似合いそうだし、キビキビと走る様はメイも納得だろう。
そうなると、やはり中古車相場もこなれてきたダイハツ コペン(初代)しかないだろう。映画の冒頭、引越しのシーンを思い出してみてほしい。サツキとメイのお父さんが運転していたオート三輪、ボディやハンドルの形状、ドアなどから推測するに、初期のダイハツ ミゼットである可能性が高い。子供の頃から親しんだダイハツ車にシンパシーを感じるのは当然のことだ。それに、あの丸っこい目とフォルム、ちょっとだけトトロっぽいと思えなくもない……かもしれないし。
▲初代コペンは軽自動車初となる電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」に加え、専用チューンのエンジン&サスペンションを装備するなど、スポーティな走りを十分に満喫できる1台。タマ数は多く掲載台数は694台、平均価格は約91万円、平均走行距離は約6万1000km(2015年9月2日現在)
2人には「ネコバス」っぽい車がオススメなのでは?
ん、でもなにか忘れているような。そうだ、『となりのトトロ』にはもう1台、劇中のキーとなる車?が出てきていたじゃないか。迷子のメイを見つけてお母さんが入院している病院まで2人を送り届けてくれた「ネコバス」だ~。
さすがにバスをオススメすることはできないので、通称「ワーゲンバス」と呼ばれたフォルクスワーゲン タイプ2のT2型はどうだろうか。いや、T2型は1979年までの製造でやや古いから、維持費が心配だな。だったら、スズキ エブリイのワーゲンバス仕様がいいだろう。これなら、軽自動車なので維持費も安く、サツキも納得のはず。それに、キュートな外観は2人にピッタリだ。
▲ワーゲンバスのベース車として多いのは、スズキ エブリイだがスバル サンバーもある。カーセンサー掲載物件のボリュームゾーンはエブリイ版なら車両価格で30万円~100万円程度
幼い頃に乗ったネコバスを思い出しながらワーゲンバス仕様のエブリイに乗る。あれ? ネコバス……。しまった。「猫」に注目するのを忘れてた! 自動車で猫といえば、プジョーの「猫足」じゃないか。しなやかなコーナリング性能と快適な乗り心地を両立させたプジョー独自の足回りを指す「猫足」。中でもプジョー 1007は形状といいオレンジカラーといいちょっとネコバスっぽい。さらに、プジョーといえば、プジョーシトロエングループ。宮崎駿監督はシトロエン 2CVを愛車にしていたのは有名な話。ここにも縁を感じるじゃないか。
▲1007は、プジョー初の4桁数字のモデル。トールボーイスタイルながらピニンファリーナデザインでオシャレにまとまっている。電動スライド式の左右のドアや着せ替えが可能なカメレオンコンセプトのインテリアなども特徴的。掲載台数は97台、平均価格は約47万円、平均走行距離は約5万1000km
今回は3車種とも甲乙付けがたいが宮崎駿監督への敬意も込めて、サツキとメイにオススメしたい車はプジョー 1007でどうだろう。その「猫足」な乗り心地から、乗るたびに幼き頃の純粋な心を取り戻せるのではないだろうか。





