▲ダイハツが軽自動車販売No.1に返り咲くべく、投入されるコンテ後継車。ムーヴ同様、軽量化や走行性能が向上され、商品力に磨きがかけられる ▲ダイハツが軽自動車販売No.1に返り咲くべく、投入されるコンテ後継車。ムーヴ同様、軽量化や走行性能が向上され、商品力に磨きがかけられる

軽No.1に返り咲くべくコンテ後継車が登場!?

2014年の軽自動車販売では、スズキとダイハツの勝負が印象的だった。ハスラーのヒットで勢いづいたスズキが販売攻勢をかけた結果、わずか2795台差で、8年ぶりにトップ奪還に成功した。だが、このままダイハツが指をくわえて黙っているはずがない。

ダイハツは2014年にコペン、ハイゼットトラック、ウェイク、ムーヴを投入し、ミラe:Sとミラココアのマイナーチェンジを行った。2015年はこれら鮮度の良いモデルをしっかりと売り、新車効果を刈り取る年になりそうだ。ただし、新型車がないわけではない。ムーヴの派生車、つまりムーヴコンテの後継車が投入されるのだ。

▲ムーヴコンテは、ワンモーションフォルムに生まれ変わった4代目ムーヴを補完するかのように、スクエア基調のシルエットで2008年に登場。快適性が重視されており、シートの開発にも注力された。カクカクシカジカでおなじみ ▲ムーヴコンテは、ワンモーションフォルムに生まれ変わった4代目ムーヴを補完するかのように、スクエア基調のシルエットで2008年に登場。快適性が重視されており、シートの開発にも注力された。カクカクシカジカでおなじみ

ムーヴコンテは、いわば「四角いムーヴ」として2008年に発売。丸みを帯びたワンモーションフォルムに抵抗感があったり、オーソドックスなスタイルを求める20~30代の男女をターゲットとしている。シート設計にフランス人デザイナーを起用したことで話題になった。

コンテ後継車は、2014年12月に登場した新型ムーヴがベースとなる。ムーヴと同じく新開発の軽量高剛性ボディ骨格が採用されて、外板の樹脂化も進められる。従来と同じ衝突安全性能を確保しながら車体は20kg以上軽くなるはずだ。カタログ燃費はNAモデルが31km/L、ターボモデルは27km/Lを達成する見込みだ。

先進装備の採用も見逃せない。例えば、まだスズキが実用化していない後方誤発進抑制機能付きスマートアシスト(衝突被害軽減ブレーキ)を設定。現行コンテにはスマートアシストの設定がないため、既存ユーザーの代替需要が見込めそうだ。また、エンジンとCVTの制御がワンタッチで切り替えられるパワーモードもムーヴに続いて用いられるだろう。

※2015年4月15日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2015年8月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1650(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3

Photo&Text/マガジンX編集部