スバル フォレスター【モデル変遷編】
カテゴリー: クルマ
タグ: SUV / クロスオーバーSUV / CVT / フルタイム4WD
2007/11/09
シンメトリカル4WDレイアウトがもたらす
優れた走行性能が特徴のクロスオーバーSUV
●2002年(H14年)2月:デビュー
2種類のエンジンに4ATと5MTを用意
世界トップクラスのクロスオーバーSUVを目指し、2代目フォレスターが登場。搭載エンジンはSOHCの自然吸気(NA)とDOHCターボで、どちらも2Lの水平対向となっている。グレードは、NA搭載のX20とターボ搭載のXT。さらに前車には、CDラジオやカラードバンパーなどの装備を簡素化した受注生産モデル、Xも用意されていた。トランスミッションは、全車4ATと5MTから選択可能。いずれも4WDのみの設定だった。
↑リアシートは6:4分割可倒式で、荷室のフルフラット化も可能。助手席を後方に倒せば、長尺物も積載できる | ↑ピラーやドア下などにサブフレームを採用。キャビンを囲む形で結合させて、全方位からの衝撃に備えている |
●2002年(H14年)10月:グレード追加
立体駐車場にも収まるタウンユース重視モデル
2Lターボエンジン搭載のクロススポーツが登場した。専用サスペンションにより、最低地上高を40mm下げて低重心化を実現。さらに、フロントサスを倒立式ストラットとし、操縦安定性が向上している。外観には、滑らかな造形の前後バンパーやサイドガーニッシュ、ドアミラーなどを専用デザインとして採用。ボディ同色の外枠をもつ専用メッシュグリルも搭載された。このほか、シルバー調シートなどが採用され、内装もスポーティかつ洗練された印象だ。
↑AT車のメーターパネル内には、オドメーターやシフトインジケーターなどを集約して表示する液晶を採用 | ↑アルミ製のルーフレールとホイールはすべて専用のデザイン。写真は新色のゼニスブルーメタリックパールだ |
●2003年(H15年)2月:一部改良&グレード追加
クロススポーツに採用のドアミラーを標準装備
雨天走行時、鏡面の汚れを軽減する形状のドアミラーを全車に採用。また、リアシートの腰回り形状を変更したことで、居住性と快適性が向上している。
←同時に、Xをベースとして写真の専用撥水加工シートなどを採用したXバックパックエディションも追加された |
●2003年(H15年)7月:グレード追加
NAモデルの追加でバリエーションが拡大
H14年10月に登場のクロススポーツにNAエンジンを搭載した、クロススポーツ2.0iを追加。トランスミッションは4ATのみが設定されていた。
←専用デザインのバンパーやメッシュグリル、オンロード用タイヤなど、装備はすべてクロススポーツと同様だ |
●2004年(H16年)2月:一部改良&グレード追加
2.5Lターボ+6MTのピュアスポーツSUV
ステアリングのデザインを変更。また、リアシートはスライド式リクライニング機構の追加と座面の拡大も行われた。このほか、XTのアルミホイールを8本スポークにするなどの変更も実施。同時に、新グレードのSTIバージョンが追加された。これは、2.5L DOHCターボと専用6MTを搭載したハイスペックマシン。内外装も専用装備により、レーシーな雰囲気だった。
↑ステアリングやメーターなど、随所にSTIのロゴが配置されたコックピット。内装色はブラック基調となった | ↑STIには、インプレッサでもお馴染みのWRブルーを専用色として採用。グリルとバンパーも専用のデザインだ |
●2005年(H17年)1月:マイナーチェンジ
走行性能を高めたほか内外装の質感向上も実現
NA車には、等長等爆エグゾーストシステムをもつ新型の水平対向4気筒SOHCエンジンを搭載。ターボ車には大型エンジンカバーを採用してエンジン音を低減したほか、出力向上と排気音の低減をかなえる大容量マフラーが採用された。このほか、シートに撥水加工を施し、荷室とリアシートバックにはハードマットを採用するなど、汚れとキズに強い仕様となっている。
↑内装色はベージュとオフブラックの2色。一部モデルには、本革シートも標準もしくはオプションで用意された | ↑フロントフードからバンパーにかけては滑らかで一体感のある形状に。大型グリルや水平デザインのヘッドランプも新採用となった |
●2005年(H17年)5月:グレード追加
スポーティなSTI Ver.がさらに走行性能を磨いた
追加されたSTIバージョンは、シフトストロークを最適化して操作性が向上。さらに、ステアリングギアボックスの改良により、滑らかな操舵感も実現した。
←STIロゴ入りの専用スピードメーター。240km/hまで表示されるタイプは、スバルの量産車としては初の搭載だ |
●2005年(H17年)6月:グレード追加
専用装備でオンロードの走行性能を高めたモデル
クロススポーツのNA車、2.0iとターボ車の2.0Tが追加。前者は4ATのみ、後者は4ATと5MTの設定で、いずれも専用バンパーなどを搭載していた。
←2.0Tの前席には、レザーとファブリックを組み合わせた専用スポーツシートとシートヒーターが採用された |
●2005年(H17年)12月:一部改良&特別仕様車
ヘッドランプなどに細かな改良を施して質感が向上
サスペンション特性を変更し、路面の追従性が向上。また、ヘッドランプはレベライザーが追加されたほか、内部にメッキ処理を施して質感を高めている。
←同時に、特別仕様車のエアブレイクが登場。大型サンルーフや明るい印象のベージュ内装などが採用されていた |
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- アルピナマジック!~大人の車好きがたどり着く、ひとつの極致~【カーセンサーEDGE7月号】
- 新しいこだわりが凝縮されている、プジョー流PHEV 3008 ハイブリッド4【Car as Art !】
- トヨタ RAV4の中古車が増加中|超低走行車が総額250万円から!
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ボルボ XC90 リチャージの巻
- 魅力いっぱいなのにどうして!? 電動化の波にのまれひっそり消滅したディーゼルSUV