第235回 フォルクスワーゲン ニュービートル(旧型) 【おいしい中古車】
2012/08/31
新型が登場すると、旧型となったモデルの中古車相場はグッと下がります。新しいモデルが欲しいのは誰しも同じですから、それも当たり前。しかし、旧型となり安くなったタイミングで狙うのも、中古車の賢い買い方のひとつです。今回は、10年以上に渡り人気を集め、今年の4月に新型が登場した、“かぶと虫”でおなじみのフォルクスワーゲン ニュービートルをご紹介します。
新型のビートル「ザ・ビートル」を見て「前のとあまり変わってない」と思った方も少なくないはずです。見た目以外の部分は大きく進化しているのですが、スタイリングはそう大きく変わっていません。
実際に乗ってみれば進化に気付きますが、この手の車は、やはりスタイリングが命。その点では、むしろニュービートルのほうが良かった、という人もいらっしゃるはずです。それなら安く買える今が買い、というわけです。
そんなニュービートルが登場したのは、1999年9月。初代ビートルをモチーフにデザインされた同車は、円を基調としたスタイリングで、幅広い層から支持されました。
エンジンは、初期モデルは直4の2L NAのみでしたが、2002年に1.8Lのターボモデルが追加。2004年には1.6LのNAエンジン搭載グレードもラインナップに加わっています。ミッションは、基本すべて4AT。2003年2月~2004年8月のターボモデルのみ、5MTが選択できるようになっています。
中古車相場に関しては、10年選手なので初期モデルが安いのは当たり前ですが、2000年以降のモデルもグッと安くなっています。例えば、2001年式で走行2.7万km+修復歴なしの物件。これには、25.7万円という驚愕のプライスが付けられています。
ターボモデルは、NAモデルに比べ台数が少ない分割安感は劣りますが、走行10.7万km+修復歴なしで39.4万円という中古車も存在します。オシャレな車に安く乗りたい、という人にはぜひオススメしたい1台です。きっと購入価格以上の満足感が得られると思いますよ!
Text/金子剛士
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