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今週の注目銘柄:ダイハツ ミライース

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■第3のエコカーという新カテゴリーを作った軽自動車
ダイハツ ミライース|日刊カーセンサー
ハイブリッドカー(HV)や電気自動車(EV)の高い燃費&環境性能は魅力だが価格は高くなりがち。そこで2011年9月登場のミライースは既存のガソリンエンジンに様々な技術で磨きをかけ、JC08モード燃費30km/L(2WD車)の低燃費を達成。しかも新車価格80万円〜という低価格を両立し、その結果HV、EVに続く第3のエコカーという勢力を築いた。

エンジンは1種類で駆動方式を問わず、軽量化と高効率化を実現したCVTが組み合わされる。車速が7km/h以下になるとエンジンを停止させるアイドリングストップ機構「ecoアイドル」をはじめ、減速時に発生するエネルギーを回生させるエコ発電制御など低燃費を実現させる技術が満載。駆動方式はFFを中心に4WDも用意されている。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■流通台数が倍増し相場が急落
ダイハツ ミライース相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 3ヵ月前の平均価格は約94万円。需要期の3月までは横這いだったが、4月に入ると下がりはじめ現在は90万円となっている
台数 2月の時点では150台程度だったが、3月の需要期が終了と同時に増加。直近では400台を超え3倍近くまで増えた
距離 走行距離の延びた物件も増えてきたが、依然として走行距離の少ないおろしたて中古車が中心。1000km程度が多い
2011年9月に登場したミライース。発売から半年が経過したばかりだが、ちょうど5月10日に一部改良が行われた。今回の改良のポイントは最上級グレードGに後席ヘッドレストを追加、そして4WD車に廉価グレードのLfが追加されたこと。ミライースはエンジンが1種類のため、グレードの違いはそのまま装備差に繋がる。グレード構成はFF(2WD)車が上からG、X、L、Dの4グレード。4WD車はGf、Xfそして追加されたLfの3グレードで計7グレードとなった。この改良で前期型の中古車がさらに増加しそう。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■快適装備と安全装備が充実した最上級グレードのG
ダイハツ ミライース|日刊カーセンサー ダイハツ ミライース 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 91台 60万〜168万円
新車価格80万円スタートのミライース。流通台数は3ヵ月で約3倍近くまで増えた。その影響で平均相場は軽自動車としては大きめの4万円も値落ちし90万円まで下がっている。少走行のおろしたて中古車が中心だが、この値落ちによってグッと割安感が高まっている。グレードを見ると半数以上を売れ筋のXが占め、次いでGが多い。今回オススメしたいのは最上級グレードのGだ。その理由はXとGの新車時価格の差は12万5000円だが、中古車の平均価格では7万円まで縮まっている。しかもGには快適装備のオートエアコンをはじめ、安全装備の横滑り防止装置のVSC&TRC、SRSサイドエアバッグ、ドライバーの身長にあわせて最適なドライビングポジションが設定できるシートリフターが標準装備。装備の充実ぶりは価格差の7万円をはるかに超えているからだ。
Text/萩原文博