第200回 BMW 3シリーズ スポーティダイヤモンド【見つけたら即買い!?】
2012/02/22
■多彩な色合いを見せる特殊なボディカラーの500台限定車
1月末に新型(F30型)が登場したBMW 3シリーズ。ボディサイズが拡大したわりには重量は微減となっており、ナチュラルな走行性能にますます磨きがかかっています。グレードによっては5シリーズなどでおなじみの8ATが組み合わせられ、燃費も大きく向上。居住性も大きく向上し、トランクも大型化するなど、確実に進化しています。一方で、新型3シリーズの車両本体価格は旧型(E90型)に比べて上昇気味。ベーシックモデルでも570万円というプライスタグは、ちょっとハードルが高め。かたや旧型、さらに旧々型(E46型)はかなりお買い得な価格帯となってきました。今回は旧々型3シリーズのモデル末期に設定された「320i スポーティダイヤモンド」を紹介します。
登場したのは2004年7月。500台限定で発売され、センターコンソールにシリアルナンバーが刻印されました。車両本体価格は491.4万円で、約110万円相当の特別装備が盛り込まれながら、ベース車の34万円高に抑えられていました。
車名はボディに採用された「ダイヤモンド・メタリック」からとられたもの。多層コーティング処理により粒子面が複数色に発色する特殊な顔料を使用することでパール効果を生み出し、見る角度や光線の加減によって多彩な色合いを見せる特別色です。さらにスポーツサスペンションやスポーツシート、スポーツステアリングホイールなどを装備することで、スポーティさとエレガントさを両立させています。
特別装備として、ブラックのモンタナレザーやウッドトリムのほか、ベロアのフロアマットやナッパレザー張りのドアハンドルなどを採用して高級感を演出。フロントシートヒーター、CDプレイヤー(ベースモデルはMDプレイヤーのみ)、ホワイトターンインジケーターなど、機能性も向上。足元には16インチのアロイホイールが装着されています。
本稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されている物件数は4台。価格は77万~141.8万円となっています。走行距離は2.2万~5.4万kmとそれほど多くはありません。注意したいのがCDプレイヤーではなく、MDプレイヤーが装着されている物件が見られますので、オーディオ好きな方は購入前には確認したほうが良さそうです。
昨今の例にもれず、安全性と快適性の追求のために3シリーズもボディがどんどん大きくなる傾向にあります。全幅が1800mmまで拡大した新型のボディはもてあましそうだという方は、改めて旧型や旧々型を確認してみてはいかがでしょうか。ぜひ下の検索窓に「320i スポーティダイヤモンド」と入力して、検索してみてください。
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