人気のパッケージと快適装備が追加された特別仕様車

先頃、4代目がデビューしたスバルインプレッサはもともと世界市場、なかでもCセグメントクラスのニーズが高い欧州市場での販売増を狙った世界戦略車という形で登場しました。初代は約8年、2代目も約7年と異例のロングセールスを続ける反面、積極的に年次改良(イヤーモデルの設定)やフェイスリフトが行われた点も、欧州車を意識したものになっています。

一方で3代目インプレッサは、結果的に約4年半でフルモデルチェンジを迎えることとなりました。最終的には定番の5ドアハッチバックにセダンモデルの「アネシス」、クロスオーバータイプの「XV」、さらにおなじみのスポーツモデル「WRX STI」の4種類が設定されました。それらのなかから今回はハッチバックに設定された特別仕様車「コンフォートセレクション」をご紹介します。
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登場したのは3代目のデビューからおよそ1年が経過した2008年5月。最高出力110psの1.5Lの水平対向4気筒エンジンを搭載する「15S」がベースとなっており、駆動方式はFFと4WD、トランスミッションは5MTと4ATが設定されています。新車時の車両本体価格は160.65万~181.65万円となっていました。

主な特徴は、人気の「Gパッケージ」「Dパッケージ」を標準装備としているところ。本革巻きのステアリングホイール、本革巻きのシフトノブ(MT)またはセレクトレバー(AT)でインテリアを装飾し、キーレスアクセス&プッシュスタート、フロントフォグランプ、テレスコピックステアリング、イモビライザーなどの便利装備を追加しています。

さらにフロントガラスはUV(紫外線)とIR(赤外線)カット機能が加わり、リアガラスはUVカット機能付き濃色ガラスに。消臭ルーフトリムやクリーン&抗アレルゲンフィルター付きフルオートエアコンも装備するなど、快適性が高められています。外装色にWRブルー・マイカ、スパークシルバー・メタリック、コーラルオレンジ・メタリックが新たに設定されています。
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本稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されている物件数は15台。価格は79.9万~144.9万円とまずまずお買い得になってきています。全台修復歴はなく、走行距離は3万km未満のものが11台と、コンディションの良さそうな物件が多め。低価格でも走行距離が少ない上にナビが付いている物件もあり、じっくり探せば掘り出し物が見つかりそうです。

旧型になったとはいえ、3代目インプレッサのスタイリッシュなスタイルはまだまだ魅力的。快適装備を数多く備えたコンフォートセレクションなら、さらに実用性は高かろうというもの。興味をもった方は下の検索窓に「インプレッサハッチバック コンフォートセレクション」と入力して、検索してみてください。


Text/渡瀬基樹