BOSEのサウンドシステム+本革仕様の600台限定車

マツダの中核車種として2003年6月に登場したアクセラは、当初からアテンザに続く世界戦略車として開発されたモデルでした。カナダ・カー・オブ・ザ・イヤーの受賞や欧州カー・オブ・ザ・イヤーで2位に選出されるなど、海外での評価は上々で、発売から3年2カ月で生産台数は100万台を突破。マツダ屈指のヒット作となっています。

バリエーションも4ドアセダンだけでなく、フォルクスワーゲンゴルフやプジョー307、ルノーメガーヌなどの欧州ハッチバックと真っ向から対決できるよう、5ドアハッチバックの「アクセラスポーツ」が同時にラインナップされています。今回はこのアクセラスポーツに設定された600台限定の「サウンドレザーリミテッド」をご紹介します。
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発売が開始されたのは2004年12月。アクセラスポーツの中でもスポーティなグレードである「20S」と「23S」がベースとなっており、新車時価格はベースモデルから19万9500円高となる217万3500円(20S)、227万8500円(23S)という設定でした。ボディカラーは新色かつ専用色であるカ-ボングレイマイカと、スノ-フレイクホワイトパ-ルマイカの2種類となっています。

主な特徴は名前にもある「サウンド」と「レザー」の2点。まずオーディオには最適なチューニングが施されたBOSE製のサウンドシステムを採用。前後ドア部やミラーガーニッシュ部、助手席シート下に7つのスピーカー、デジタルハイパワーアンプなどが用意され、臨場感あるサウンドを実現しています。

一方でインテリアにはブラウンの本革シートとドアトリムを装着。外観もスポーティさをよりアピールする装備が新たに加えられました。人気のディスチャージヘッドランプに高輝度のアルミホイール、さらにシルバー塗装のドアハンドル(ボディカラーがスノ-フレイクホワイトパ-ルマイカの場合はボディ同色)が備えられています。
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7月5日時点でカーセンサーnetに掲載されているアクセラスポーツサウンドレザーリミテッドの中古車は3台とかなり少なめ。価格は79万~119.8万円で修復歴はなく、車検残も2012年1月~3月まで。価格はシンプルに走行距離に応じている状態で、5万kmを超えれば100万円を切る中古車が現れるという具合になっています。

見た目は現行型ほどのインパクトはありませんが、海外での評価からわかるとおり、初代アクセラスポーツは実に完成度の高いモデルです。内外装をグレードアップし、「BOSE」ブランドまで手に入れたサウンドレザーリミテッドは、まさに狙い目の一台といっていいでしょう。興味をもった方は下の検索窓に「アクセラスポーツ サウンドレザーリミテッド」と入力して検索してみてください。


Text/渡瀬基樹