調査報告書 2010年12月
File No.065

ホンダ フィットハイブリッド

※2010年12月16日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

ホンダ フィットハイブリッド|ニューモデル速報
ホンダ フィットハイブリッド 現行モデル|ニューモデル速報トヨタ プリウス|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

次期型フィットハイブリッドは、1.5Lに排気量アップ

2010年10月のマイナーチェンジと同時にハイブリッド車(写真右上)が追加され、モデルライフを折り返したホンダフィット。もしかするとトヨタプリウス(写真右下)に奪われた新車販売台数トップの座を奪還するかもしれない。

そんなフィットの次期型モデルに関する情報を入手した。3代目は2013年9月にラインオフが予定されている。いますぐ現行モデルを購入しても車検前に代替えすることが可能だ。次の次の車選びの参考にしてほしい。

次期フィットの最重要テーマは、収益性の改善と環境性能のさらなる向上。前者については、もっと儲かる車が目標に掲げられる。おそらく、次世代の軽自動車をベースにした新興国向けコンパクトカーのノウハウがフィードバックされ、性能や質感を下げることなくコストダウンが図られることになるだろう。やめればコストダウンに大きく貢献するセンタータンク・レイアウトも、従来モデル同様に踏襲されるようだ。

環境性能での最大の変更点は、ガソリンエンジンの刷新だ。もちろん、ハイブリッド車も世代交代で改良されて燃費向上を果たす。エンジンの排気量は現行モデルの1.3Lから1.5Lに拡大。さらにアトキンソン・サイクル仕様が与えられるだろう。この1.5Lユニットは、ノーマルモデルにも採用される模様。

ハイブリッドシステムは現行モデル同様に、IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を踏襲するが、電気モーターの出力は現行モデルの10kWから24kW程度に引き上げられる方向だ。これまで、燃費性能のベンチマークとなっていたフィットだが、日産マーチなどフィットを超えるデータをはじき出す新型車も増えてきた。ホンダの巻き返しはいかに。

以上