2007年上半期 値落ち王選手権【その2】
2007/09/06
中古車相場の動きをリアルタイムで観測し
買いの車を紹介している本誌連載の「U-car相場INDEX」
今回は半年に一度の拡大版として2007年の1月と7月に掲載した
人気車種約300台の平均価格の動きを比較。
上半期最大の値落ち額を記録した値落ち王にはどの車が輝くのか!? |
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ROUND
2 250馬力オーバー |
値上がりトレンドの絶版スポーツの中でGTO、NSXなどビッグネームが上位を占めた |
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1位 三菱
GTO(絶版) |
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26万円ダウン |
車の絶対数が年々減少
希少車になる前にゲットだ |
三菱が3LV6ツインターボ+フルタイム4WDの本格スポーツカーとして開発したモデル。元々流通台数は少ないがコンディションの良い“バリモノ”が減少したのが最大の要因。今後はさらに入手困難になるので買うなら今だ。 |
●狙い目グレード:3.0
ツインターボMR 4WD |
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2位
ホンダ NSX(絶版) |
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10万円ダウン |
低価格車の流入が希少車の相場を下げた |
オールアルミ製モノコックボディのミッドシップにV6のVTECエンジンを搭載するジャパニーズスーパーカー。1000万円オーバーのプレミア車がなくなり低価格車が市場に増えたのがこの値落ちの理由。しかしこれは一時的なもの。 |
●狙い目グレード:3.0 |
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3位
三菱 ランサーエボリューションVII GT-A(絶版) |
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9万円ダウン |
不人気のAT仕様を狙えば
人気のランエボも割安感大 |
WRC参戦のベース車として作られてきたモデル。エボⅦGT-Aは2002年2月に発売されたシリーズ唯一のAT車。エボVIIはシリーズの中でも人気が低いようで値落ちが順調。AT車はさらに人気がなく、かなり割安な価格で入手できるのだ。 |
●狙い目グレード:2.0
GT-A VII 4WD |
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ROUND
3 ハイブリッド |
流通量は少ないがシビックやインサイトの値落ちは注目 |
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1位
トヨタ アルファード ハイブリッド(現行) |
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52万円ダウン |
エスティマハイブリッドの
モデルチェンジの影響大か |
トヨタの最上級ミニバンにハイブリッドシステムを組み合わせ、大柄なボディながら低燃費を実現したモデル。これまで安定して高水準の相場だったが、年式が進んだことや新型エスティマハイブリッドの存在が値落ちにつながった。 |
●狙い目グレード:2.4
Gエディション 4WD |
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2位
ホンダ シビックハイブリッド(旧型) |
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40万円ダウン |
現行モデルの流通も進み
旧型は大きく値落ち |
ホンダ独自のモーターアシストシステムによるハイブリッドカー。プリウスのような専用ボディでないところがやや弱いが、環境性能の高さはハイブリッドならでは。この値落ちは、現行モデル市場流入の影響したのか。 |
●狙い目グレード:1.3 |
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3位
ホンダ インサイト(絶版) |
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26万円ダウン |
燃費性能は素晴らしいが
その分使い勝手は覚悟 |
ホンダが絶対的な燃費性能の高さを追求して作ったハイブリッドカー。空力特性に優れたクーペボディを採用するも、実用性の低さは何ともしがたいものがあった。とにかく燃費にこだわるという人にはピッタリ。 |
●狙い目グレード:1.0 |
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Report/松下 宏 Photo/奥村純一 |
※この記事は、カーセンサー関東版17号(2007年8月16日発売)の特集をWEB用に再構成したものです |
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