調査報告書 2010年6月
File No.042

トヨタ ヴィッツハイブリッド

※2010年6月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ ヴィッツHV 予想イラスト|ニューモデル速報
トヨタ ヴィッツ|ニューモデル速報トヨタ オーリスHV|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2012年1月
●全長x全幅x全高:3905×1695×1515(mm)
●搭載エンジン:1.5L 直4ハイブリッド

2012年からフランス工場で生産開始

以前からウワサが絶えなかったヴィッツのハイブリッド(以下、HV)。その存在に迫ることができた。どうやらパワートレインには1.5Lエンジンと電気モーターが使用されるようだ。

写真左の予想イラストをご覧いただきたい。駆動用バッテリーが燃料タンクとともに、リアシート下に配されていることがわかる。一般的なコンパクトカーは、ラゲージスペースに余裕がない。トランクを犠牲にしないための配慮だろう。

このパッケージングはFile No.009で紹介した、コンパクトHVと同じだ。エンジン排気量なども同一となる公算が大きい。ハイブリッド人気が高いとはいえ、同じような車が2車種も必要だろうか? じつはヴィッツHVの正体はヤリス(ヴィッツの欧州市場での名称)HVだったのだ。すなわち、この車は欧州を中心とした海外市場のみで販売されるということ。

これは2010年3月のジュネーブショーで発表されたオーリスHV(写真右下)と同じだ。合理主義の欧州では、キャビンやラゲージを犠牲に空力特性を最優先させたHV専用車のウケがいまいち。トヨタは知名度のある車種にHV仕様を設定したほうが、欧州では売れると判断したようだ。ベースとなるガソリンモデルが現地生産されていることも大きい。

さてヤリスHVだが、フロントマスクには専用デザインが与えられ、全長は現行モデル比+120mmの3905mmとなる模様。ホイールベースも現行モデル比+50mmの2510mmとなり、これはHV以外のヤリス、つまり日本のヴィッツも同様だ。2011年初頭にデビューする次期型ヤリスから、1年後の2012年にHV仕様はトヨタのフランス工場から発進される。

以上