日産 GT-R【オススメ銘柄】

カテゴリー: クルマ

タグ: クーペ

2010/03/25

今週の注目銘柄：日産 GT-R

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■誰もが楽しめる新ジャンルのスーパーカー

2002年8月のR34型スカイラインGT-Rの生産終了から5年半が経過した2007年12月、R35型と呼ばれる日産GT-Rが登場した。スカイラインの車名がなくなり、全く新しい“マルチパフォーマンススーパーカー”に生まれ変わったのだ。

スーパーカーというと、センシティブなイメージが強いが、GT-R は“誰でも、どこでも、どんな時でも”楽しめるスーパーカーを目指した。カーボンやアルミなどの素材を効果的に配し軽量化。エンジンは最高出力480psを発生する3.8LのＶ6ツインターボを搭載。独立型トランスアクスル4WD方式の採用など、最新技術が投入されている。

■高価格車が市場に出回り、値落ちが一時停止

グラフの分析結果は

価格	年明けから順調に値落ちが進んでいた。しかし3月に入ると高価格車が出回った影響で、やや反発している
台数	元々、新車の販売台数が少ないので50台ならば十分多い。直近は増加傾向が続く
距離	中古車物件の平均8000kmをキープしていた。最近は少走行距離が増えた影響で7000kmまで減少している

2007年12月に登場した日産GT-R。エンジンや駆動方式は1種類のため、装備の違いによってスタンダード、ブラックエディション、プレミアムエディションの3グレードを用意。さらに2008年12月にはカーボンブレーキなどを搭載し、究極の走りを手に入れた新車価格1575万円のスペックVが追加された。

最安値は500万円台となり、現在の価格帯は548万～1498万円。平均価格も667.5万円まで下がっている。グレードでは充実装備のプレミアムエディションが最も多く、次いでスタンダードの順。スペックVはわずか2台で新車とほぼ同じプライスだ。

■初期型のスタンダードがお買い得

おトク度	台数	相場
	17台	548万～798万円

新車時価格800万円スタートのGT-R。開発者の宣言どおり、毎年進化を重ねているモデルだ。流通している中古車の年式はモデル初期の2007～2008年に集中しており、2009年式以降を探すのは至難の業といえる。グレードではプレミアムエディションが30台と50％を占めているのだが、今回狙いたいのは次に多いスタンダードモデルだ。

その理由はというとズバリ値落ち率が大きく、なおかつ現在、値落ち傾向となっているからだ。価格帯は548万～798万円だが、2007～2008年式に絞ると全物件が700万円以下となり、平均価格も597.6万円と600万円を切っているのだ。

それでもまだ高価格車には違いないが、わずか2年で新車時価格から200万円も安くGT-Rの高いパフォーマンスを手に入れられるなんて素晴らしいことだ。

Text／萩原文博