車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは『どんなクルマと、どんな時間を。』?

▲住宅街の細い道でもスイスイ。小さなボディで取り回しの良いモコは、オーナーはもちろんペットからも愛されている▲住宅街の細い道でもスイスイ。小さなボディで取り回しの良いモコは、オーナーはもちろんペットからも愛されている

これからはじまる新生活にも、きっと欠かせない我が家の軽

埼玉県にお住いの小栗さん一家は、旦那様の太郎さん、奥様・五月さん、愛犬あんずちゃんの2人と1匹家族。

そして、おめでたいことに、新しい家族も誕生を控えている。大きなお腹を抱える五月さんをさりげなくサポートする太郎さん。お構いなしに「遊んで! 遊んで!」と騒がしいあんずちゃん。こんな幸せいっぱいの小栗家になくてはならないのが、愛車の日産 モコだ。

小さいボディながら、引っ越しなどでも大いに活躍してくれた、小栗家の縁の下の力持ちだ。

▲小栗さんご一家(太郎さん、あんずちゃん、五月さん) ▲小栗さんご一家(太郎さん、あんずちゃん、五月さん)

ここ最近は、大きなお腹を抱え、何かと不自由な五月さんをサポートする足グルマとなっている。

以前は、太郎さんの通勤グルマとしての使用がメインだったそうだ。この地に引っ越してきてからは電車通勤となり、今では五月さんやあんずちゃんが使う機会が多くなった。そして実は人ごみが大の苦手という太郎さんは、日々、満員電車に揺られながら「車通勤が恋しい……」と嘆いているそうだ。今思えば、車通勤は本当に幸せだったと振り返っていた。

▲ドライブを嫌がるペットも多いが、あんずちゃんはもう慣れっこ。おりこうさんに自分のシートに座る ▲ドライブを嫌がるペットも多いが、あんずちゃんはもう慣れっこ。おりこうさんに自分のシートに座る

新しい家族がお目見えする頃には、今あるあんずちゃん用シートの他に、ベビーシートやらが積まれるのだろう。……と思いきや、同居しているお父様が、最近はりきってミニバンを購入したそうで、もしかすると今後もモコの役回りは変わらないのかもしれない。

いずれにしろ、これからもその小さなボディで小栗家の支えになってくれるはずだ。



*この取材の後、無事に元気な女の子が生まれたと嬉しい知らせが届きました。本当におめでとうございます! これからも、素敵なカーライフをお送りください

▲小栗家のニューフェイス! あんずお姉ちゃん(?)とも仲良くね♪ ▲小栗家のニューフェイス! あんずお姉ちゃん(?)とも仲良くね♪


~どんなクルマと?~
■日産 モコ(現行型)
スズキ MRワゴンのOEMモデルで、日産軽の主力モデルとなるハイト系軽ワゴン。コンセプトは「上質で心地よい私のための新しい空間」。特徴的なヘッドランプや専用に作られたポップなボディカラー、かわいらしい内装などが特徴で、女性ファンの多いモデル。

▲現行型は、旧型に比べ2425mmにホイールベースが延長され、室内空間も広々としている ▲現行型は、旧型に比べ2425mmにホイールベースが延長され、室内空間も広々としている
text/編集部 井上恵利
photo/早川佳郎