調査報告書 2009年12月
File No.016

スズキ アルト

※2009年12月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

スズキ アルト透視図|ニューモデル速報
スズキ アルト|ニューモデル速報初代スズキ アルト|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2009年12月
●全長x全幅x全高:3395×1475×1535(mm)
●搭載エンジン:660cc直3

直前情報! 高い経済性を取り戻す、新型アルト

誕生30周年の節目に7代目へとバトンタッチする新型アルト。2009年の東京モーターショーにも参考出品された(写真右上)ことは、記憶に新しい。発表も秒読みといわれている現在の最新情報をお送りしよう。

最大のトピックは、新型では4WD車を含む全モデルがエコカー減税と補助金の対象になることだ。そのためにボディの軽量化が図られている。ボディは、高張力剛板の使用比率を従来の24%から29%に高められた。新旧のMT車で比較すると新型の車体は10kg軽く仕上げられているという。

さらにミッションは、パレットにも採用されている副変速機付きCVTを採用。エンジンは、バルブの開閉タイミングを制御するVVTが追加されるなど、燃費性能の向上が図られている。これらにより10・15モード燃費はCVT車で24.5km/L、4AT車で22.5km/L、5MT車で24.0km/Lを実現。また、4WD車の燃費もFF車から1km/L以内の悪化に抑えられるようだ。

プラットフォームはラパンと同じものが採用される。その結果、ホイールベースは2400mmに達した。前後乗員間隔が延長されたことにより、後席に人を乗せる機会が増えることも想定し、ドア開口部にも工夫が凝らされている。写真左の透視図をご覧いただきたい。ピンクに着色された部位が現行型より拡大される領域だ。乗降性にも配慮されていることがわかるだろう。

ラインナップは商用バンが1タイプと乗用モデル4タイプが予定されている。エンジンは660ccのNAのみで、ミッションは5MT、従来型より1段増えた4AT、およびCVTの3種類が用意される。価格はエントリーグレードでは、初代アルト(写真右下)を彷彿とさせるビックリプライスとなる可能性もある。アルトの登場による、軽市場の今後の動向が楽しみだ。

以上