第92回マツダ CX-7 クルージングパッケージ【見つけたら即買い!?】

カテゴリー: クルマ

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2009/11/04

■スポーティさが魅力のクロスオーバーSUV

トヨタハリアー、日産ムラーノ、三菱アウトランダー、スバルフォレスターなど、現在SUVはすっかりオンロード走行が前提のスポーティなモデルがメインとなりました。そのなかで最後発として2006年12月に現れたのがマツダCX-7。今回は豪華装備が備わった「クルージングパッケージ」をご紹介します。

実質的にトリビュートの後継モデルであるCX-7。トリビュートが旧型MPVとユニットの多くを共用しているように、CX-7もまた現行型MPVと共通する部分が多々あります。北米での販売を意識して設計されたため、ボディサイズは大柄。特に全幅は1870mmと、かなりワイドに感じるサイズです。

同種のSUVにはV6エンジンが搭載されているものも多いのですが、CX-7は2.3Lの直4エンジンのみの設定。しかし実はこのユニット、かなりの高性能なのです。マツダスピードアクセラなどに搭載された、直噴エンジンDIGI＋ターボの組み合わせを専用チューニング。最高出力は238ps、最大トルクは35.7kg-mを叩き出します。

トランスミッションは6ATを搭載。駆動方式はFFと4WDが用意されており、4WD仕様の場合は状況によって前輪駆動になったり、前後直結状態になったりとオートでトルク配分する設定となっています。

足回りは低速時には若干硬めに感じるものの、ある程度スピードに乗ればしなやかになる、スポーツカー風の味つけです。

ボディサイズが大きいこともあって、室内は開放的でラゲージルームも広々。インパネはシンプルで洗練された雰囲気です。横滑り防止装置（DSC）や駐車支援システム（サイドモニター／バックガイドモニター）、HDDナビゲーションにクルーズコントロールなど、装備も充実しています。

クルージングパッケージはCX-7のデビュー時から、FF/4WDともに設定されたグレード。登場時の新車価格はベースグレードより34万円高い、340万～366万円の設定でした。本革シートやシートヒーター、レーダークルーズコントロールなどの専用装備が盛り込まれています。

原稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されているCX-7 クルージングパッケージの台数は26台。うち4WDは8台でした。価格は199万～285万円で、走行距離は最多でも4.3万km。修復歴のある車も1台しかありません。程度の良い物件が多そうです。

RX-8に通じるアグレッシブな外観に、マツダスピードアクセラに通じるパワフルなエンジン。SUVに狙いを定めている人のみならず、本当はスポーツカーが欲しいけれど、家庭の事情などでそれが許されない人にも、CX-7はオススメの1台です。興味をもった方は下の検索窓に「CX-7 クルージングパッケージ」と入力してみてください。

Text／渡瀬基樹