調査報告書 2009年10月
File No.008

トヨタ SAI(後編)

※2009年10月15日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ SAI インパネ|ニューモデル速報
トヨタ SAI ナビゲーションモニター|ニューモデル速報トヨタ SAI リモートタッチ|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2009年10月
●全長x全幅x全高:4605×1770×1495(mm)
●搭載エンジン:2.4L直4+モーター

プリウスより上質さと快適性がアップされたキャビン

前回に引き続き、トヨタ SAIをプリウスとの比較分析を行いながら紹介する。
今回は主に装備面、価格面からこの新しいハイブリッドセダンの魅力に迫っていきたい。なお、前回発表時期を2009年12月と紹介したが、どうやらかなり前倒しされるようだ。

プリウスよりも上の年齢層を狙うSAIはキャビンの上質感と快適性に配慮がなされている。静粛性の向上はもちろん、装備アイテムもいっそうの充実が図られている。

一番のポイントはトヨタブランドでは初採用となるリモートタッチ(写真右下)だ。レクサス車で導入されているものと同様、センタークラスターに設けられたマウス状の専用スイッチでナビやオーディオ、エアコンの各種操作が行える。また、HDDナビと地デジTVチューナーは全車に標準装備。これはプリウスとの大きな違いといえる。

ほかにも追加される快適装備は多い。助手席側にも温度調整スイッチが装備される左右独立温度調整機能付きエアコン、ドライバーの乗降性を補助するマイコンプリセット・ドラポジシステム、両席パワーシートなどプリウスとの差異が見受けられる。また、プリウスでは海外向けだけに装備される運転席ニーエアバッグも標準装備されている。

用意されるのはエントリーモデル「S」と上級仕様「G」の2グレード。ベースの「S」でも上記の装備が標準化され、プリウスの最上級モデルより若干高い、約330万円となる見込みだ。「G」はLEDヘッドランプ、電動チルト&テレスコピックステアリングなどが加わり、380万円くらいになるだろう。プリクラッシュセーフティなど安全装備を追加したASパッケージが両グレードともに用意されるようだ。

以上