2009年09月
 調査報告書|スクープ!
File No.003
トヨタ ラクティス
トヨタ ラクティス リア|スクープ!
トヨタ ラクティス フロント|スクープ!
トヨタ ラクティス リア(現行型)|スクープ!
Photo・CG/マガジンX編集部
予想発表時期 2010年11月
●全長x全幅x全高:3990×1695×1600(mm)
●搭載エンジン:1.3L 直4、1.5L 直4
欧州進出決定、スバル向け兄弟車も登場
今回紹介するモデルは、トヨタのハイト系コンパクト1.5BOX、ラクティスだ。登場予定は、およそ1年後の2010年11月とされるこのモデルの、リアビュー面を中心にフォーカスをあてていこう。

BセグメントのMPV人気を背景に、ファンカーゴ(現地名ヤリス・ヴァーゾ)以来、6年ぶりに欧州で販売されることが決まった。これに伴い、高速主体の欧州市場を見据え、安定感を感じさせるデザインが与えられる。

まず、全高を40mm下げるとともに、リアハッチゲート下方に「ハ」の字をモチーフにしたプレスラインが配備される。末広がりのラインによって重心を低く見せ、どっしりした印象を与えようという作戦だ。イラストと現行モデル(写真右下)を比較してもらえばボリューム感が増していることがわかるだろう。

フロントマスクには、ボンネットフードからバンパー内エアインテークにかけて垂れ下がるボディ同色のベロが目新しい。オペルメリーバ、C3ピカソなど個性派が揃うセグメントで勝負するためのインパクト重視のデザインといえる。

また、スバルにもOEM供給され、こちらも日欧市場で売り出されるようだ。スバル専用デザインに仕立てるべく、かなり手が入れられるといわれており、楽しみだ。大幅なモデルチェンジで、よりスタイリッシュなフォルムを手に入れるラクティス。現行モデルの価格下落は確実だろう。