100万円台でも立派な輸入車生活ベスト10≪後編≫ 【なんでもベスト10】

人生観をも変えかねない、新たなカーライフが過ごせる

予算が100万円台というと一見、輸入車生活を始めるには少ないように思われる予算ですが、実はいろんな車が狙えるんです。それでいてちょっと人とは違った、コストパフォーマンスの高いものを厳選してみました。まだ輸入車に触れたことがない人は、ぜひこんな車を試してほしいものです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。輸入車、というだけで敬遠していては勿体ないです。日本の中古車は安いんですから!

第5位はBMW M3(旧々型)。BMWの「M」シリーズは、エンスーなら誰もが意識するモデルです。フツーのクーペやセダンに見せかけて、本気でスポーツモデルに仕上げられているからです。いわゆる“羊の皮を被った狼"。昨今のスポーツカーに比べれば遅いかもしれませんが、100万円台で購入できる車のなかでは依然スポーティな部類に入ります。直6エンジンがキッチリカッチリ回って、車との一体感を味わいながら走れる、という点では走る喜びをもたらす車です。

第4位はボルボV70XC(旧型)。ボルボV70は爆発的人気を博したモデルです。輸入車のなかでも高すぎず、安すぎず、いわゆる“中流"層にウケたのだと思います。XCはV70をベースに悪路走破性も兼ね備えた、SUVに仕上げられています。V70よりも一味濃い、と言えるでしょう。オンロードもオフロードも気にする必要はなく、どこまでも快適に移動させてくれます。パンチの利いた走りとは無縁で、良くも悪くも保守的な雰囲気ですが、今の時代にフィット。

第3位はBMW Z4(旧型)。贅沢を言わせてもらえば、セカンドカーとしてオススメしたいです。やはり2シーターというボディ形状ゆえに、実用性にはハンデがあります。独身やDINKSには手放しでオススメできる一台。ホンダS2000よりも新しくて、中古車相場は安いって凄くないですか? どちらかといえば雰囲気重視だった旧型にあたるZ3に比べれば、格段に走りも進化しプレミアム感の演出にも抜かりがありませんでした。お手頃に始められる輸入車オープンカーです。

第2位はジープチェロキー(旧型)。デザイン的には新しさのなかにも、昔からのジープエッセンスが感じられますし、走りも一応オンロードとオフロードの両立を図るべく開発された意図が見受けられます。輸入車に乗ることを個性の演出ととらえてみると、こんなに差別化をお手頃に図れる車も少ないです。ヘンな話、レンジローバーやM・ベンツGクラスよりも、走っている台数は少ないと思います。おそらくどこのメーカーの車かも、フツーの人にはわからないかもしれません。

第1位はジャガーXJ(旧型)。旧型には大きく分けると、前期型と後期型があります。100万円台でオススメするのは後期型。エクステリアはさほど変わりませんが、インテリアではインパネ回りが一新。そして、走りでは大きな違いがあります。カッコだけでよければ前期型でまったく問題ないのですが、走りもこだわるのなら後期型。絶対100万円台に見えませんし、コストパフォーマンスの高さに驚かされることでしょう。エレガントに、リーズナブルに輸入車生活が始まります。