キャンピングカーオーナーに聞く、キャンピングカーの使い方！ 【マンスリー特集】
カテゴリー: クルマ
タグ:
2009/06/30
茂木さん
ピッコロキャンパー
プラス
エブリイワゴン
三橋さんご家族
ダッジ
プレジャーウェイ
辻内さんご家族
バンテック
コルドバンクス
キャンピングカーの良さはオーナーに聞け！
第4回はキャンピングカーのオーナーさんの生の声をお届けしたいと思います。
キャンピングカーの普段の使い勝手や、キャンピングカーだからこそできる、楽しい旅行の方法など、実際に使っているオーナーさんにしかわからない情報はここでチェックできますよ。
上の写真をクリックすると各オーナーさんと愛車の詳しい紹介コーナーに飛びますのでご覧ください。
これまでご紹介してきたこと以外にも、知っておくと便利な情報や、情報収集元をまとめてみましたので、ぜひ使ってみてください。
キャンピングカーライフをサポートしてくれる「日本RV協会(JRVA)」
日本RV協会(JARV)とは、キャンピングカーの展示やキャンプなどイベントの開催や、自動車メーカーと共同したベース車両の開発など、キャンピングカーでの生活をよりよくするために日々活躍している組織です。
なかでもJRVAがもつユーザーサポートネットワークは、全国に1300の会員(架装メーカーなど)と情報を共有しているので、万が一旅先で車両不具合が生じた場合、近くにある適切な対応ができる会員店を紹介し、応急処置を含め、安心な旅が続けられるようサポートしてくれます。
安心・安全の一つの基準としてJRVAに加盟している販売店であることは覚えておいて損はないでしょう。
キャンピングカーでも旅行を充実させたいなら「くるま旅クラブ」
日本RV協会(JRVA)が運営するキャンパーのための会員制クラブで、
イベントやキャンプ大会の開催時の優待、ユーザーサポートネットワークの利用など様々な特典が受けられます。
なかでも「湯YOUパーク」という2001年11月からスタートした、各地の温泉を楽しみながら施設の駐車場に停めた自分の車で、駐車泊を楽しむシステムは、提携している施設が100件以上あり、新しい「くるま旅」を提供してくれています。
オーナー同士によるオフ会で情報収集
今回キャンピングカーの取材を進めていく中で、とあるキャンピングカーのオフ会にお邪魔させていただきました。
オフ会には同じメーカーの車両同士、キャンプが好きな人たち同士、キャンピングカーの初心者からベテランさんまで、住んでいる場所を超えて様々な人たちが「キャンピングカーのオーナー」ということでつながっています。
オフ会はソーシャルネットサイトなどで広報されていたりしますから探してみてはいかがでしょうか？
オーナー同士のコミュニケーション
山登りが好きな方は経験があると思いますが、山道で人とすれ違ったら挨拶をするという習慣があります。
キャンピングカー同士でも道ですれ違ったら手を振るという習慣があるそうです。
軽キャンパーや国産のバンコンなど、見た目が普通の自動車であるキャンピングカーはなかなか気づかれないかもしれませんが、キャンピングカーオーナーになったら、ぜひコミュニケーションを楽しんでみてください。
茂木さん
ピッコロキャンパー
プラス
エヴリイワゴン
- 新車で購入
- 購入価格：220.0万円
- 購入時期：2008年9月
軽キャンパーとの衝撃的な出会い
以前はトヨタ ヴィッツに乗っていた茂木さん。
「もっと遊べる車が欲しい」と友人がキャンピングカーを所有している影響もあり、4～5年前からキャンピングカーを探し始めました。
予算が200万円近辺で、普段使いができること、駐車場に収まることを考慮して候補に挙がっていたのはトレーラー(牽引)タイプのキャンピングカーでした。
ところがキャンピングカーのイベントで軽キャンパーに出会ったことで、購入車両が一転します。
見た目は普通の軽自動車なのに内装が豪華で作りもしっかりしていることから、一目で気に入り、2008年の9月に新車で購入。
購入した車が展示車両だったため、様々なオプションがついていましたが、想定内の予算で購入することができました。
販売店(第1回で紹介したオート・ワン)のアフターフォローも丁寧で大満足。
現在は軽キャンパーの自分なりの使い方を日々模索中とのことです。
日常を抜け出して素敵な休日を過ごせる車
茂木さんの趣味は温泉と絶景めぐり。
テレビで見る綺麗な風景の場所に行くことが好きなのだそう。
以前は出かけるとなると準備に手間取ったり、旅先でも何かとアクセクすることが多かったけれど、キャンピングカーが来てからはそれが全くなくなったとのこと。
最近の一番の思い出は、2008年の年末から2009年の年始にかけて、初日の出を見に宮城県の気仙沼にある道の駅 大谷海岸(はなますステーション)に行ったことだとか。
大谷海岸は日本一海に近い道の駅。海が見える場所に軽キャンパーを停めて、車内で暖をとりながら初日の出を待っていたのだそう。
これまでも初日の出を見に行ったことはあるそうですが、とにかく眠いし、寒いしで辛かったという初日の出ドライブ。
しかし今回は軽キャンパーのおかげで快適な初日の出を体験できたそうです。
座席を倒すとテーブルに変身！
お気に入りのくつろぎスペース
意外と広いベッドスペース
茂木さんのお気に入りは後席をフラットにして、テーブルを出したアレンジ(↑写真の真ん中)。ここで食事をしたり、地図を見たり、書き物をしたり、その土地、土地で素敵な時間を過ごしています。
座ってしまえば思いのほか天井が高いのでゆったりくつろげるのだとか。
「温かみのある木の素材で作られた家具がすごくお気に入り。
テーブルや収納などただ使えるだけでなく、デザインもすごく凝っています。
例えば、家具の端ってまっすぐでも良いと思うんですよね。だけどところどころに曲線をふんだんに使っていて、より温かみのある家具に仕上がっているんですよ。
たまにうっかり頭をぶつけることもしばしば。それでも人の手で作られた家具に囲まれていると本当に落ち着くんです」
三橋さんご家族
ダッジ プレジャーウェイ
- 新車で購入
- 購入価格：800.0万円
- 購入時期：1994年
結婚したらキャンピングカーが付いてきた？！
三橋さんのご家族はキャンピングカー一家と呼んでも過言ではないほど。
もともとは車好きである夕祈子さん(奥さん)のお兄さんがキャンピングカーを所有したのをきっかけに、ご両親も海外でキャンピングカーをレンタルして旅行したりするほどキャンピングカー好きに。
今回取材させていただいたダッジ プレジャーウェイは、もともと夕祈子さんがまだ独身の頃に家族と共同購入したもの。これを現在はメインカーとして使用しているそうです。
ご主人からすると「結婚したらキャンピングカーが付いてきた感覚」
だったそうです。
キャンピングカーは子育てがラクな車
2人のお子さんがまだ小さいときでも、キャンピグカーなら出かけるのがすごく楽だったといいます。
ベッドスペースがあること、トイレがあることで随分ストレスフリーになるのだそう。
例えば子どもが小さいと一日中出かけるとなると、必ずお昼寝の時間が必要になってくるもの。そんなとき車に戻って寝かせることもできます。
帰宅時もそのまま寝かせておいて、家に入れるときに布団ごと移動させれば、わざわざ子どもを起こすこともありません。
またトイレが付いているので、渋滞にあったとしても心配はいりません。
これらのおかげで旅行に行った時も寄り道がしやすいそう。子供の社会科で習った土地や遺跡など見て回ったり、家族みんなで学習でたりと子育てにピッタリな車です。
リビングスペースで家族団らん。
ベッドスペースはオリジナル。
車高が高い分見通しは○
とにかく室内が広いので、ゆったりとくつろぐことが出来るのが嬉しいのだそう。
フロント部分にテーブルをつけたら家族みんなで団欒の時間ももてます。
リア部分のベッドのソファーはやわらか過ぎるのでクッションを外して、奥さんが板に布を貼り付けて敷き、その上に布団を敷いて使っています。
取り外したクッションは子供部屋で遊び道具になっています。
輸入車でキャンピングカーというと、よく運転しづらそうと言われるそうですが、慣れればそんなに苦ではないと三橋さん。車高が高い分見通しが良いし、車体が大きいため、思いっきり左に寄せるときには左ハンドルのほうが有利なのだとか。
「15年も乗っているキャンピングカーはそのすべてがお気に入り！
友達が泊まりに来た時には客室にしたり、幼稚園に子供を迎えにいった時は送迎バス状態になったり…と使い勝手も良いですし、思い出もいっぱい詰まっています。
確かに普通車の方が維持費が安かったり、取り回しも楽だと思いますが、それ以上に楽しさが上回っているのが事実。
子どもたちが一緒に出かけてくれる間はずーっと乗り続けたいです」
辻内さんご家族
バンテック
コルドバンクス
- 中古車で購入
- 購入価格：395.0万円
- 購入時期：2009年5月
思い立ったら即購入！
普段使いにホンダ オデッセイをもっていて、セカンドカーとしてキャンピングカーを購入した辻内さん一家。
奥さんはもともとアウトドアが苦手だったそうです。しかし、子供ができてから何かと出かける機会が増えたことからキャンピングカーがあったらなと思うようになったのだとか。
「まず虫が大嫌いなんですよ。だからテントは苦手。しかも準備が非常にめんどうでしょ。だからベッドもテーブルも全部付いているキャンピングカーがあれば、気軽に出かけられると思ったんです」
当初はご主人が全然乗り気ではなく、奥さんのキャンピングカー熱も冷めてきたのですが、ある日潮干狩りに出かけた先でキャンピングカーを見つけて再び購入意欲が湧いてしまったそうです。
結局2009年の5月、探し始めて1ヵ月も経たないうちに中古車をみつけ、納車までこぎつけました。
「実は車を見に行った時、私たちの前にこの車を見る予定の人がいたんですよ。その方の見に行く日が、たまたま天気が悪い日で、見に行くのをキャンセルされたそうなんです。そのため、私たちのほうがこの車と先に出会えて、即購入を決めた、というわけなんです。
もしかしたら出会えなかった車だったと思うと、すごく運命を感じています」
子供との思い出作り
セカンドカーとしてキャンピングカーを購入して間もないけれど、わりと出動機会は多め。
最近は毎週末、道の駅めぐりを楽しんでいるとのこと。
「もっと早くキャンピングカーを買えばよかったと思ってます。悩んでる時間を無駄にしたなぁって。まだ下の子は1歳10カ月なので記憶がないと思うけど、上の子はキャンピングカーで出かけるのを楽しんでいるし、これからもっともっと思い出を作っていきたいと思っています」
リア部分の2段ベッド
運転席上部の2段ベッド
オフ会にも参加します
キャンピングカーを選ぶ時に一番重視したのが「常時ベッドがあること」。
色々キャンピングカーを見てみたけれど、ベッドメイキングする手間は無いほうが良いと思ったそうです。
キャンピングカーを使う感覚としては、家ごと移動しましたという感覚なんだとか。
たっぷりと収納スペースがあるので、子供の着替えやオムツなどたくさん置いておけて便利そう。
「まだまだキャンピングカーを買って日が浅いので、オフ会などに参加して、ベテランキャンパーさんから色々情報を貰ったりしています」と辻内さん。
同じように子供づれのキャンパーさんも多いので、良い思い出作りになっているそうです。
「お気に入りというか自慢なんですけど、ソーラーパラネルが付いているので電気の使用量を気にしなくてすむんです。
子どもがまだ小さいのでテレビをつけっぱなしでいることが多いんですよね。
でも天気が良ければ駐車している時に充電もできるし、わざわざ外部から電源を取ることもないので便利です。
なんかエコって感じで良いですよね」
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