▲見頃を迎えた埼玉県の森林公園の梅林▲見頃を迎えた埼玉県の森林公園の梅林

取材帰りに自然に癒される

3月のとある日曜日、取材で埼玉県中部を訪れた。時間もあるし、せっかくなら寄り道していこうと思い立ち、車を走らせた。

向かった先は嵐山町(らんざんまち)に位置する「武蔵嵐山渓谷」。渓谷の風景が京都の嵐山に似ていたため、「武蔵国の嵐山」という意味で名づけれたそうだ。

降り立ってみると、まだ少し肌寒いからか、人はまばら。しかし、渓谷を流れる清流・槻川(つきがわ)と岩畳、その周りの木々の風景はとてもきれいだった。

紅葉の時期がとても美しいそうなので、また秋に訪れたいなぁと思いつつ、その場をあとにした。
 

まだ少し時間があったので、梅がちょうど見頃だと聞いていた、滑川町と熊谷市にまたがる国営武蔵丘陵森林公園へ。

初めて訪れたのだが、東京ドーム65個分というあまりの広さにびっくり。公園内をすべて回る時間は到底なかったので、梅林のエリアに直行した。
 

駐車場から歩くこと10分ほど。梅林のエリアには約500本の梅が植わっており、白やピンク、紅色など色とりどりの花が咲いていた。

約120品種の梅が植わっているため、満開のものもあれば、まだ蕾が多いものもあった。

桜とは違い、見渡すかぎり満開の花、ではないのが梅の良いところ。小ぶりで上品な梅の花に癒された。
 

訪れたのは夕方4時頃だったが、梅林には座っておしゃべりを楽しむ家族やスマートフォンで写真を撮るカップルなどで賑わっており、1人で訪れていた筆者は若干寂しい気持ちに……。

今度は誰かと一緒に来ようと決め、帰路に着いた。

<今回散歩した車>

▲ホンダ フィット(現行型) ▲ホンダ フィット(現行型)

<今回散歩したルート>

text&photo/編集部 溝上夕貴