ジヤトコがAT/CVTの歴代モデルを展示する施設をオープン
カテゴリー: ドライブ
タグ:
2012/11/21
ジヤトコは静岡県富士市の同社ウエルカムセンター内に「ジヤトコ ヘリテージコーナー」を開設した。40年以上にわたって進化し続けてきたATやCVTの歴史を保存・伝承する施設となっている。
ジヤトコは自動変速機(AT/CVT)を製造している企業で、株主である日産・三菱・スズキの3社を中心に国内外の自動車メーカーへトランスミッションを提供している。CVTの世界シェアは2011年現在で約55%(IHS社調べ)に及ぶ、業界トップクラスの企業だ。
ウエルカムセンターは工場見学を受け入れる施設として、今年春に同社富士第1地区にオープン。熱処理や加工、組み立てなどが行われる様子を見学することができ、団体を中心にすでに500人以上が訪れている。
ヘリテージコーナーに主に展示されているのはAT/CVTのカットモデル17台。ATは1971年に最初に開発されたステップAT「JR300H」(1972~87年式セドリック/グロリアなどに採用)や、世界初の電子制御5AT「JR502E」(E34型BMW5シリーズなどに搭載)などの歴史的名機から最新モデルまで9台が並ぶ。
CVTは1997年に作られた2Lクラス金属ベルト式CVT「F06A」(2代目プリメーラなどに搭載)や、オランダDAF社が製造した世界初のCVT「Variomatic」なども展示されている。
現在のところ、受け入れ態勢の都合により団体単位での申し込みのみ受付中。問い合わせは同社富士本社総務部(Tel:0545-51-0374)まで。