たまに見かける「ぬいぐるみを乗せた車」。その心理とは?
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2015/06/23
車内は自分の部屋と同じ意味を持つ
友人の車に乗せてもらってビックリ。なんと、ダッシュボードにぬいぐるみが鎮座していたのだ。そういえば、以前に愛車取材をさせてもらったときにも、大きなぬいぐるみを後部座席に積んでいる人がいたな。
「車内を見れば、ある程度性格が分かります」と教えてくれたのは、心理学者の内藤誼人先生。なんでも、車内はプライベートな空間なので、心理学的には部屋と同じなのだとか。
「部屋を見るとその人のパーソナリティーがわかります。部屋が散らかっていると大雑把な性格ですし、整理整頓がされていると神経質な性格です。車もこれに当てはまるでしょう」
ちなみに、土禁(土足禁止)を課している人は、特に神経質。他人になかなか心を開かない性格が多いとのこと。
ぬいぐるみが車内にあるとメルヘンチック
では、くだんのぬいぐるみを置いている心理とは、どのようなものなのか。
「ぬいぐるみを置いているのは、その空間が気持ち良いと思うから。そんな人は、幻想的、空想的なことが好きで、メルヘンチックな性格であることが多いですね」
むむっ、冒頭の友人は男性だったわけで……。
「車にぬいぐるみを飾る男性は、少し女性っぽいところがあるでしょう。逆に、釣り竿や野球道具、アウトドア用品などを積んでいる人は、男らしい性格ですね」
なるほど。イカツい車にマッチョな風貌でも、車内にぬいぐるみを置いていたり、可愛らしいキーホルダーを付けていたりしたら、その性格は意外に乙女なのかも。
【取材協力(敬称略)】
内藤誼人(ないとう・よしひと):心理学者、アンギルド代表、立正大学客員教授。心理学を応用した実践的なノウハウに着目した著書多数。近著に『同性にモテる技術』(中公新書ラクレ)、『人はなぜ、「そっち」を選んでしまうのか』(青春出版社)など