ポルシェ ジャパン株式会社から、昨年に誕生50周年を迎えたポルシェ911の歴史をひもとく写真集「911×911」が発売されている。

こちらはポルシェミュージアムがポルシェ911の50周年を記念して編集したフォトブックで、1963年のフランクフルトモーターショーにおけるプロトタイプ「901」のデビューから最新型である「991」に至るポルシェ911シリーズの歴史が、ポルシェAGが所蔵するさまざまな写真と図面、貴重な広告などを使って約1000ページにわたり解説されている。

残念ながら日本語のによる記述はないが、ドイツ語だけでなく英語とフランス語、スペイン語、中国語のマルチリンガルとなっているため、特に英語の部分はスラスラ読める人も多いであろうし、WEBの辞書などで英単語の意味を調べながら内容を把握することは十分可能なはずだ。

全国のポルシェ正規ディーラーにて販売中で、価格は5618円(税込)。安いとは言えないプライスではあるが、ポルシェAG公式の資料や図版がふんだんに用いられていることと、「1ページあたりで考えれば約5.6円!(5618円÷約1000ページ)」ということを考えれば、ポルシェファンにとっては“安い買い物”と言えなくもないかも?

いずれにせよ興味のある人は、ポルシェのニューモデルや認定中古車を見に行くついでに、こちらの写真集もぜひチェックを。

フォトブック「911×911」の表紙。この角度だとそのボリュームがわかりにくいが、約1000ページという圧倒的な量と内容を誇る写真集だ

フォトブック「911×911」の表紙。この角度だとそのボリュームがわかりにくいが、約1000ページという圧倒的な量と内容を誇る写真集だ

「911×911」の中の1ページ。初代911に腰かけている人物は、ポルシェ創業者フェルディナント・ポルシェ博士の長男、フェリー・ポルシェ

「911×911」の中の1ページ。初代911に腰かけている人物は、ポルシェ創業者フェルディナント・ポルシェ博士の長男、フェリー・ポルシェ

こちらの写真は64年に発売されたポルシェ911初代モデルの広告ビジュアルの一つ。初代911のエンジンの総排気量はわずか1991ccだった

こちらの写真は64年に発売されたポルシェ911初代モデルの広告ビジュアルの一つ。初代911のエンジンの総排気量はわずか1991ccだった