発売まで超ジラしてくるエクリプス クロスだけど「待つ価値十分アリ」と雪道を爆走して思った
2018/02/10
雪の積もったサーキットで三菱の4WDを堪能
2月上旬、北海道は千歳で、サーキットを貸し切った三菱自動車試乗会に参加しました!
会場は一面雪景色でしたが、お天気は快晴。最高の試乗会日和となりました。
会の目的はズバリ、「三菱車の4WD性能を雪道で試す」。サーキットに作られた特設試乗コースで「AWC(オールホイールコントロール)」「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」制御を体感すべく、エクリプス クロス、アウトランダー、アウトランダーPHEVを爆走させるシンプルなメニューです。
皆さん、そもそも「AWC」と「S-AWC」って何のことかご存じですか?
「AWC」とは、三菱が掲げる四輪運動制御技術の開発思想のことです。で、「S-AWC」とは、“車両運動統合制御システム”そのもののこと。
最近、エクリプス クロスのとにかく真っ赤なテレビCMで「スーパーオールホイールコントゥルォォル!」とカッコよくナレーションされてるのは「S-AWC」のことですね。
サバンナを駆けるチーターのように、4本の足の能力をバランスよく、そして最大限に発揮させ「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を目指すというのが「AWC」思想。
近年の4WDって「安全のため」というイメージが強いと思うのですが、三菱はダカールラリーが開発の起点になっていることもあり「走る歓びも大事に作っていこうよ!」というのが基本姿勢なのです。
時代のトレンドが変化する中、30年も軸が変わらないって何かカッコいいですよね~。私、そういうの弱いんだよな~(笑)。
ちなみに、1987年の初代ギャランが、この思想で作られた最初の車だそうです。チーターのように、というのが何となく理解できる気がします。
さて、話を本題に戻して、私が実際に爆走させたエクリプス クロスについて、少し感想をシェアしたいと思います。
何たってこの車、まだ全貌は明かされていないのですから(笑)。昨年末から予約受注がはじまり、テレビCMも放映されていますが、お客さんはまだ試乗できていないんですよ。
そして我々、メディアもまだ公道では乗っていないのです。
一般道を走るよりも前に雪の積もったサーキットで試乗だなんて、三菱さんもジラしますね~。
でも……ここで試乗できて本当に良かった! エクリプス クロスの素晴らしさが、運転下手な私でも十分に実感できちゃいました。
エクリプス クロスで走ったコースには、「スラローム」「超急カーブ」「下り坂~バンク」「上り坂カーブ」「超下り坂」とかが用意されていました。抜けている項目があるかもしれないのと順番が間違っているかもしれませんが、緊張しすぎて記憶が曖昧なので許してください(※雪道走行は人生2度目)。
まずビックリしたのが、「超急カーブ」。運転下手な私にとっては雪がなくても恐怖な角度ですよ。ハンドルをめいっぱい切らないと曲がれないカーブです。
とにかく超低速で恐る恐る入ったのですが、雪道なので、おしりからツル~ッっと外に引っ張られ……あれ? 車の頭がグイグイ内側に行ってくれてる。アクセルを踏んでさえいれば、曲がってくれるー!
側面から雪の壁に突っ込む覚悟だったのですが、制御のおかげできちんと曲がりきれました。これには、シンプルに感動。
ブレーキが必要ないというより、私のような素人ドライバーが変にブレーキを使うと横滑りしちゃうんですよね。
でも、手前で減速してハンドルを切り、あとは車の制御を信じてアクセルを踏めば、安全に曲がれてしまう。スゴイ……スゴイよエクリプス クロス……S-AWC……。
前述したとおり、まだ店頭で試乗したりはできませんが、「皆さん、大丈夫です。ジラされてますけど、この車とっても良いですから! 待ってて正解ですよ!」と言いたい。……運転下手な私個人の意見ですが、ひとつご参考までに。
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 小沢コージが自動車界の勇者・救世主を探すべく「激レア変態車」の取引現場、白金の魔窟を直撃!【カーセンサーニッチ】
- アルピナマジック!~大人の車好きがたどり着く、ひとつの極致~【カーセンサーEDGE7月号】
- 新しいこだわりが凝縮されている、プジョー流PHEV 3008 ハイブリッド4【Car as Art !】
- トヨタ RAV4の中古車が増加中|超低走行車が総額250万円から!
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ボルボ XC90 リチャージの巻
- 元教習指導員オススメ! 総額100万円以内で買える“脱ペーパードライバー”にぴったりなモデル【SUV編】