エコドライブの世界大会がドイツで開催、日本代表の田島選手は8位に!
カテゴリー: レース&イベント
タグ:
2013/09/23
フォルクスワーゲンが主催するエコドライブの世界大会「Think Blue. World Championship 2013」が9月7日から9日の3日間、ドイツのベルリンからフランクフルトに向かう全長592kmのコースを舞台に開催された。
世界17ヵ国の代表チームが、乗員3名+ウエイト(おもり)で 計294.4kgに重量調整されたVWゴルフ TDI BlueMotion(日本未導入)を駆って“ワールドチャンピオン”の座を争った。
3日間にわたる大会を制したのは平均燃費28.7km/Lを達成したドイツチームのフォルカー・ミュラー・テニッセン選手。2位はカナリア諸島(27.5km/L)、3位にロシア(27.2km/L)の両チームが続いた。
国内予選を勝ち上がって日本代表として参加した田島実選手は、競技車両が日本未導入モデルという不利な条件はあったものの、念入りな情報収集などにより平均燃費(25.9km/L)を達成。見事17ヵ国中8位の結果を残した。ちなみにドイツチームはこの大会2連覇ということで、エコドライブにおいてもドイツはなかなかの強豪であるようだ。
「Think Blue. World Championship」がユニークなのは、参加者がエコドライブの技術を競うだけではないということ。「Think Blue.」のコンセプトやエコロジーについて理解していることを実証する必要もある。
そのため各参加選手はエコラン・テクニックを鍛えるほか、クイズ形式の質問に回答したり、地元の材料を使ってその土地の料理を調理したり(!)、再生可能エネルギー工場の模型を作ったりと、様々な知識と技術を鍛える必要があった。
また、この大会のハイライトのひとつが、最新の超低燃費車であるフォルクスワーゲンXL1と、VW初の量産型電気自動車であるe-up!にいち早く試乗する機会が設けられたこと。
XL1は電気モーターとディーゼルエンジンの組み合わせにより「100km/L以上」という驚異の燃費を誇るモデルで、500台が限定生産される(※日本への導入予定はなし)。
e-up!は小型車のup!をベースとするEVで、最大航続可能距離は新欧州ドライビングサイクルによる計測値で160km。ドイツでの販売価格は2万6900ユーロ(約350万円)となっている。e-up!が日本市場に導入されるかどうかも現時点では未定。
ちなみに今回の「Think Blue. World Championship 2013」の模様は、フォルクスワーゲンジャパンのフェイスブックページで見ることもできるので、フェイスブックアカウントをお持ちの方はぜひチェックを。
- Think Blue. Challenge 2013.(フォルクスワーゲン ジャパン)
- フォルクスワーゲン ジャパン フェイスブックページ(フォルクスワーゲン ジャパン)