100チーム限定!速さと燃費を競う2時間耐久レース

レース風景|日刊カーセンサー
身近にあるのが当たり前となったハイブリッドカーの存在は、車の性能に対する私達の価値感を大きく変えました。時代はスピードよりも燃費、馬力よりもエコロジーを求めたのです(もちろん、エコノミーであることも)。

その証拠に自販連(日本自動車販売協会連合会)発表の4月新車販売ランキングTOP3は1位 トヨタ プリウス, 2位 トヨタ アクア, 3位 ホンダ フィット(ガソリン車含む)と軒並みハイブリッド車が占めています。もちろん86やBRZのようなスポーツカーの復活も大きく報じられてはいますが、やはり王道がエコカーであることは疑いようがありません。

このような市販車を取り巻く環境の変化はモータースポーツにも変容をもたらし、新たなレースを誕生させました。それが富士スピードウェイで開催されるハイブリッドカー限定の2時間耐久レースEco Car Cupです。

一般の耐久レースとは異なり、速さだけでなく燃費もあわせた総合的な走りで順位を競うという独特のルールで開催されます。「最低周回数31周」「最低3回のピットイン」のほか、「最速ラップ3分15秒以下」というレースらしからぬルールも設定。つまり速さだけで順位を競うものではないので、初心者にも勝利のチャンスが大いにあるわけです。

また、チーム人数は最低2人から、参加費用1チーム4万9500円、普通運転免許のみでOKと、参加への敷居が低いのも魅力のひとつ。サーキットデビューにはもってこいのイベントです。

  • ドライバーチェンジ|日刊カーセンサー
  • 給油|日刊カーセンサー

「より安全に」「より速く」「より低燃費」がこのレースがコンセプト。ラリーのように助手席にコ・ドライバーを乗せ2人1組で走る(写真左)練習走行兼予選タイムアタック後の給油風景。ちなみに希望者にはレース前日の8月4日(土)に練習走行会が用意されている。費用は1台1万8000円(写真右)

さらに多くのハイブリッドカーオーナーが参加できるよう車両によって以下の4つのカテゴリーにクラス分けがなされています。

・無改造の車で走る「ノーマルクラス」
・ナンバー付きで一部改良した車が認められている「エキスパートクラス」
・競技用などのナンバー無しの「スーパーハイブリッドクラス」
・ハイブリッド専用設計ではない車で走る「アシストクラス」

開催日時は8月5日(日)。現在、Eco Car Cup2012大会専用ホームページで参加チームを募集中。100チーム限定のレースなので興味のある人はお早めに!またレースに関する詳しいレギュレーションなども同ホームページでご確認ください。

余談ですが、ハイブリッドカーは今や中古車で買うのが当たり前の時代。総額100万円もあれば旧型プリウスなどが十分狙えます。今からカーセンサーnetで探して購入しても、8月に開催されるEco Car Cup2012 夏大会には十分間に合いますよ!

Eco Car Cup2012公式HP
http://www.japan-racing.jp/fsw/12/12hv.htm

Text/カーセンサー編集部