トヨタ Hi-CT

新しい「カッコいい」を模索したモデル

まるで怖い兵器のような可愛いペットのような、レトロなようなモダンなような、一瞥して判断のつかないHi-CT。
プラグインハイブリッドを採用している。まったくもって新しいということでいえば、それだけで成功のコンセプトモデルだ。全長×全幅×全高=3330×1695×1780mmという数字を見てわかるように、5ナンバーサイズ(全長は軽自動車よりも短い)ながらとりわけ全高だけ高い。企画意図は、「今までの概念にとらわれない車のかっこよさを開拓した」とのことで、若者への訴求を狙ったものか。
AC100Vのアクセサリーコンセント、リアには取り外し可能なトランクボックスを装備。多様な用途に答えようとしており、とくにリアまわりの造形は、ぜひ実車で確かめて欲しい。後輪軸がそのまま飛び出たかのような独創的なデザインとなっている。ともあれこの未来感が、ターゲットとするであろう若者にどう評価されるか、非常に興味深いところである。
トヨタ Hi-CT リアスタイル
↑車に貯めた電力で、電動バイクを走らせたり、大型アンプで楽器演奏ができるという

トヨタ Hi-CT インテリア
↑電池は床下に搭載されるので、このような独創的なトールスタイルとなる