フォルクスワーゲン パサートオールトラック【東京モーターショー2011】
カテゴリー: レース&イベント
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2011/11/30
パサートシリーズ第4弾はワゴンとSUVの間を埋めるオールラウンダー
誕生以来40年間で1500万台以上生産されたフォルクスワーゲンパサート。現在、セダンとヴァリアント(ステーションワゴン)、そしてCC(オープン)の3タイプで構成されるパサートシリーズに、ニューフェイスとしてオールトラックが加わることになった。
パサートオールトラックは、既存のヴァリアントとティグアン(コンパクトSUV)の間を埋めるモデルだ。誕生の背景には、車の牽引や比較的軽度のラフロード走行などに使う機会が多いドライバーたちが、多彩な使い勝手、スポーティでありながらゆったりとした空間、丈夫でしっかりした乗用車を希望していることがある。
オールトラックには、118kW(160ps)と155kW(210ps)の2タイプの直噴ターボガソリンエンジン“TSI”、103kW(140ps)と125kW(170ps)の直噴ターボディーゼルエンジン“TDI”の、合計4タイプのエンジンが用意されている。210psのTSIと170psのTDI搭載モデルは、4MOTION (4WDシステム)とDSGが標準装備される。
ボディサイズは全長4771mm、全幅1820mm。これは現行パサートヴァリアントと同じ数値だ。しかしラフロード走行にかかわる最低地上高はヴァリアントより30mm高い165mmとなるほか、アプローチアングルが13.5度から16度に、デパーチャーアングルは11.9度から13.6度に拡大している。
このほかティグアンやトゥアレグが採用するオフロードドライブプログラムを乗用車で初採用する。2012年春以降に欧州での販売がスタートする予定だ。