乗って、育てて、撮って楽しめる2人のスズキ ジムニー
2020/01/11
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?
ジムニーによって変わったカーライフ
むらぴさんがJB64型のジムニーを手に入れたのは2019年7月のこと。それまで通勤用として使っていたスズキ・パレットからの乗り替えだったという。
「じつはクーペ系の車に憧れがあったのでコペンを買おうと思ってたんです。そうしたら夫から『こんな車もあるよ』とジムニーを勧められたんです。
いま思うと、ついでに夫も乗りたかったという話だったのですが(笑)。でも、ルックスが可愛いくて、コペンよりも実用的に思えたので購入することにしました」
ご存じのとおり、現行型のジムニーはいまだにバックオーダーを抱える超人気車種である。
「新車を買おうとディーラーを訪れたら納車まで1年以上かかると言われちゃって。さすがにそんなに待つことはできないので、ほとんど距離を走っていない中古車を探すことにしたんです。
車体色はブラックやブルーが希望でしたが、これはなかなか見つからなくて。結局、ホワイトにしましたけど、店員さんはこっちの方がリセールバリュー良いよって言ってました(笑)」
ジムニーに乗り替えたことでむらぴさんのカーライフはにわかに変化したという。
「ルックスがとにかく個性的なので、日々の通勤や買い物といった日常のドライブが楽しくなりました。まだあまり走っていないので周囲からの注目度も高くて、それがちょっと快感だったり」
乗り心地も想像していたよりずっと快適だったという。
ジムニーライフを満喫中
「あと、車に対する愛着も以前より強くなりましたね。このジムニーには『ちむ』っていう愛称まで付けてますから(笑) 。社外品のタイヤカバーを装着したり、グリルをドレスアップしたり、お気に入りのステッカーを貼ったりと、ちょっとしたカスタムも楽しんでます。
じつは我が家にはメインカーとして、トヨタ・ハリアーがあるんですけど、最近は夫婦で出かけるときもほとんどこのジムニーになっちゃいました」
旦那さまはカメラを趣味にしており、その腕前はほとんどプロ級。
出先で写真や動画を撮影し、それをSNSなどで投稿すこともよくあるため、ついついフォトジェニックなジムニーで出動する頻度が高くなるのだとか。
特別仕様の白いナンバープレートを取得したのも『白い車に黄色いナンバーは似合わない』という、旦那さまのこだわりによるものだ。
現在、むらぴさんはインスタグラムでジムニー専用のアカウントを作り、自身のジムニーライフを発信している。
「じつはこれまでキャンプなどのアウトドア的な遊びは、ほとんどしたことがなかったんです。でも、ジムニーに乗り始めるとそういうことにも興味が湧いてきますね。
今やってみたいのは車中泊の旅。シートをフルフラットにすると結構広いんですよ。空気の澄んだ高原で車中泊しつつ、美しい星空とジムニーの写真を撮ってインスタにアップできたら素敵だなと。 あと、せっかくなのでオフロード走行にもぜひチャレンジしてみたいですね。タイヤをゴツいマッドタイヤに交換したらルックスもさらにカッコ良くなりそうですし」
旧来のユーザー層であるアウトドア好き、オフロード好きに加えて、SNSを使いこなすいまどきの若者のハートまでがっちりつかんでいる現行型ジムニー。
しばらく人気が衰えることはなさそうだ。
むらぴさんご夫妻のマイカーレビュー
スズキ ジムニー(JB64型)
●購入金額/約280万円
●年間走行距離/約6500㎞
●購入する際に比較した車/ダイハツ コペン
●マイカーの好きなところ/自分でドレスアップした顔
●マイカーの愛すべきダメなところ/燃費がイマイチ
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/アウトドア好きな人にはかなりオススメ
インタビュアー
佐藤旅宇
オートバイ専門誌『MOTO NAVI』 、自転車専門誌『BICYCLE NAVI』の編集記者を経て2010年よりフリーライターとして独立。様々なジャンルの広告&メディアで節操なく活動中。現在の愛車はスズキ ジムニー(81年式)とスズキ グランドエスクードの他、バイク2台とたくさんの自転車。
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