▲自分の運転を客観視すれば、自らが気づいていない性格が見えてくるかも。もし、ネガティブな行為があれば、気をつけて改めることで、実生活が好転するきっかけにもなりそうだ ▲自分の運転を客観視すれば、自らが気づいていない性格が見えてくるかも。もし、ネガティブな行為があれば、気をつけて改めることで、実生活が好転するきっかけにもなりそうだ

車は公共場所にありながらプライベートな空間

鍋がおいしくなるこれからの季節。鍋合コンや鍋忘年会の予定が入っている読者諸兄もいるかもしれない。「よく、鍋を囲むと本当の性格がわかるといわれますが、車の運転でも同じことが言えます」と教えてくれたのは、心理カウンセラーの五百田達成氏。

「車は公共場所にありながらプライベートな空間という特別な環境です。いわば、自分の部屋にいながらまったく面識がない他車であり他者と関わっている状況。そんな中で、他車・他者にどういった立場を取れるかで、その人の本当の性格がわかります」

例えば、レストランなどで店員さんに紳士的に接して、女性に対してもホスピタリティがある男性が、ハンドルを握ると車線を譲らなかったり、女性への気遣いが薄れたりする場合。これは、典型的な外面がいいタイプ。

また、普段はおとなしいのに、抜いた、抜かれたにこだわり、運転が荒っぽくなる人は、元々闘争心が強かったり、自尊心が高かったりする可能性があるのだとか。

「逆に、助手席のことを考えて、急ブレーキや急加速といった急がつく運転をひかえたり、車内の空調に気を使えたりする人は、実生活でも気遣いができるでしょう」

狭い道でスピードを出すのは自信過剰の表れかも

免許取得の際、運転適性の性格診断があるように、運転と性格は密接な関係がある。相手のことを考えない離合や車線変更からは自己中心的かどうかがわかるし、車種や性別によって「だから○○は運転が下手なんだ」といったレッテルを貼る人間は、了見の狭さや物事を決めつけてみる性格が考えられる。また、狭い道でもスピードを落とさないのは自信過剰の表れのひとつだ。

▲すぐにクラクションを鳴らしたり、エンジンを吹かしたりするのは大声を出す行為と同じ。威圧的な性格が潜んでいる可能性もあるのだとか ▲すぐにクラクションを鳴らしたり、エンジンを吹かしたりするのは大声を出す行為と同じ。威圧的な性格が潜んでいる可能性もあるのだとか

予想外の出来事が起きたときほど本質がわかる

「特に本当の性格が現れるのは、普段と違う状況が発生したとき」と五百田先生。例えば、普段はホスピタリティがある運転でも、急な渋滞にはまったり、後続車からあおられたりしたときに言動が粗雑になったりするのは、やっぱりそれが本性。本当にクールな人間は、トラブル時こそ助手席や周囲を気にした行動が取れるんだそう。

「また、運転とは少し異なりますが、車内を室内と考えると、整理整頓がされているかによって、その人が几帳面かどうかもわかりますよ」

確かに、ある程度はキレイな方が良いが、土足禁止だったり、他にも禁止事項が多かったりしたら、人によってはちょっと引いてしまうかもしれない。

もし、相手とのお付き合いを考えているときにドライブデートなどがあれば、車の運転を見極めて、自分と相性が良いかを判断する材料にできそうだ。


【取材協力】
五百田達成(いおた たつなり)
作家・心理カウンセラー。「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆・講演。「スッキリ!!」(日本テレビ系)レギュラーコメンテーターをはじめテレビ出演多数。最新刊は「アラン先生と不幸な8人」(ワニブックス)。

▲こちらが五百田達成先生。モットーは「大人でも知らないことを、子どもでもわかる言葉で」。29万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズ他、著書多数 ▲こちらが五百田達成先生。モットーは「大人でも知らないことを、子どもでもわかる言葉で」。29万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズ他、著書多数
text/コージー林田
photo/PIXTA、五百田達成事務所