ドライブ中の音楽、せっかくならいい音で楽しみたい!それならブランドオーディオ搭載車はいかが?【輸入車編】
カテゴリー: 特選車
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2020/09/01
ドライブ中の音楽。せっかくならいい音で楽しみたい
車で音楽をかけたら車窓の景色が違って見えた、そんな経験はないでしょうか。
音楽によって九十九里がノースショアに、東北のリアス式海岸が北欧のフィヨルドに見えてしまう……そしてその逆もしかり。そんなドライブを盛り上げてくれる音楽、せっかくならいい音で楽しみたいですよね。
でも「音楽は好きだけどオーディオマニアってわけじゃないんだよな……」というあなたにオススメしたい、お得にいい音が楽しめる、ひとクラス上のメーカー純正カーオーディオを搭載した車をピックアップしてご紹介します。
前回は第1弾として国産車編をご紹介しましたが、今回はその第2弾、輸入車編です。搭載されるオーディオブランドは王道から個性派までバラエティ豊か。どうぞお好みの音が楽しめる車を見つけてください。
【ボルボ + Bowers&Wilkins】
ロンドンのアビーロードスタジオでそのスピーカーが使用されることでも知られる「Bowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンス、B&W)」。いわば定番としてオーディオファンの高評価を集めるイギリスの高級オーディオメーカーです。
ボルボのフラッグシップである90シリーズとミドルクラスの60シリーズには、このB&Wのオーディオシステムがメーカーオプションで用意されます。
そのシステムは、1400Wの高出力アンプと、最大19基のサブウーファーを含む高性能スピーカーで構成。「Concert Hall」「Individual Stage」「Studio」という3つのモードも用意され、高音質であるうえに、好みに合わせた音響が提供されるのも魅力です。中でも「Concert Hall」モードは、スウェーデンのイェーテボリ・コンサートホールのベストシート「席番号577」で聴く音響を再現したという凝りよう。
ダッシュボード中央にはツイーターがちょこんと生え出ていて、それはまさにB&Wのフラッグシップオーディオ「800シリーズ」同様の“ツイーターオントップ”方式。そのツイーター下部のセンタースピーカーやドアスピーカーのメッシュカバーからは、B&Wならではの黄色いスピーカーコーンが抜群の存在感で透けて見えるしつらえ。オーディオファンの耳だけでなく目にもうれしいプレミアムオーディオシステムです。
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ボルボ XC90・V90・V90クロスカントリー・S90×フリーワード「B&W」▼検索条件
ボルボ XC60・V60・V60クロスカントリー・S60×フリーワード「B&W」【ボルボ + Harman/Kardon】
ではエントリークラスの40シリーズにはプレミアムオーディオが用意されないのかというと、心配ご無用。
40シリーズを含むボルボの全モデルで、前回の国産車編ではスバル車に搭載されることをご紹介した「Harman/Kardon(ハーマンカードン)」のサウンドシステムが、メーカーオプションあるいはグレード別設定で用意されます。
ハーマンカードンは、通称「クラゲスピーカー」こと「サウンドスティックス」でも有名な、高音質と高いデザイン性で知られるオーディオブランド。
ボルボ車に搭載されるシステムは、最大で出力650Wのデジタルアンプと14スピーカーで構成されます。音質と音場を補正するソフトウエア「Dirac Unison Tuning」を採用し、楽曲やソースによって最適な再生が可能となっています。
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ボルボ XC40・V40・V40クロスカントリー×フリーワード「Harman/Kardon」【アウディ + BANG&OLUFSEN】
「BANG&OLUFSEN(バング&オルフセン、B&O)」は、シンプルでありながら独創的かつ優美なデザインでも知られるデンマークの高級オーディオメーカー。B&Oのオーディオシステムは、ランボルギーニやアストンマーティン、メルセデスAMG、BMWにも用意されますが、ここでは流通量が多く価格帯も幅広いアウディについてご紹介します。
2005年、A8に搭載されて以降、B&Oとのパートナーシップが始まったアウディ。2015年には、Q7に3Dシステム「BANG&OLUFSEN 3Dアドバンストサウンドシステム」が初採用され、現在ではほぼ全車にメーカーオプションとしてB&Oの3Dオーディオシステムが用意されています。先進的でスタイリッシュなブランドイメージもぴったりじゃないでしょうか。
入門モデルA1には総出力560Wアンプとサブウーファーを含む11スピーカーで構成する「B&O 3Dサウンドシステム」が、フラッグシップサルーンのA8にはAピラーにレイアウトされた中音域スピーカーを中心としたサブウーファーを含む23スピーカーと総出力1920Wの超高出力アンプで構成される「B&O 3Dアドバンストサウンドシステム」を搭載。B&O独自の「True Image」技術ですべての音域を美しいバランスと立体感で再現します。
新車時のオプション価格はA1で13万円、それ以外のモデルでも20万円程度なのに対して、A8だけはなんとぶっちぎりの82万円! 1920Wという超高出力のアンプを筆頭に、フラッグシップA8にだけ特別に奢られたシステムならではのお値段のようです。インフォティメントシステムをオンにすると、ダッシュボードの両端にこれぞB&Oというスタイリッシュなフォルムをしたツイーターが近未来チックにせり上がってくるのは見ものです。
A8の82万円は悩ましいオプション価格ですが、それ以外の10万円台ならぜひ付けたい、中古車のコミコミ価格なら「絶対に付いてるやつがいい!」と強力プッシュします。
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アウディ A1(現行型)×フリーワード「B&O」▼検索条件
アウディ A8(現行型)×フリーワード「B&O」▼検索条件
アウディ×フリーワード「B&O」【DSオートモビル/ルノー + FOCAL】
「FOCAL(フォーカル)」はフランス国内の工場でスピーカーユニットからエンクロージャー(筐体)まで一貫生産するオーディオメーカー。そのカーオーディオ用スピーカーは、コスパの高い入門機からトップエンド機まで幅広い商品ラインナップが揃い、また、車種別に専用セットスピーカーが用意されることもあって、アフターパーツマーケットでも人気があります。
純正での搭載としてはやはりフランス車との相性がいいようで、シトロエンから独立したプレミアムブランド、DSオートモビルは、全車の上位グレードにフォーカルのオーディオシステムを搭載。DS3クロスバックは12スピーカー、DS7クロスバックは14スピーカーで構成されています。
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DSオートモビル DS7クロスバック(現行型)×フリーワード「FOCAL」▼検索条件
DSオートモビル DS3クロスバック(現行型)×フリーワード「FOCAL」ルノー全車にはメーカーオプションで3つのタイプのフォーカルスピーカーシステムを設定。ツイーター一体型の4スピーカーで構成される「FOCAL Music Drive」、ツイーターをセパレートしたスピーカー(車種ごとに4~8個)で構成される「FOCAL Music Live」、これにサブウーファーを追加した「FOCAL Music Premium」が用意されています。
ルノーからは他にもフォーカルを搭載した特別仕様車がリリースされていて、2018年のトゥインゴ「テンポ」や2019年のルーテシア「リミテッド」も時折中古市場で見かけます。限定車だけに流通台数は限られますが、オーディオ以外の装備も充実しているのでかなりお得。見つけたらラッキーですよ。
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ルノー×フリーワード「FOCAL」▼検索条件
ルノー トゥインゴ「テンポ」(現行型)▼検索条件
ルノー ルーテシア「リミテッド」(現行型)【フォルクスワーゲン + DYNAUDIO】
デンマークの高級オーディオメーカー「DYNAUDIO(ディナウディオ)」は、そのスピーカーが世界中のレコーディングスタジオでモニターとして採用されることからも見て取れるように、再現性の高いクリアな高音質が魅力。
VWとのパートナーシップとしては、2008年パサートCCの上級グレード「V6 4MOTION」に搭載されて以来、特別仕様車に度々搭載されてきました。
パサートCC以来久しぶりにディナウディオプレミアムサウンドシステムを搭載したのが、2018年に発売されたゴルフ/ゴルフヴァリアント/ティグアンの特別仕様車「ディナウディオ エディション」。
ゴルフ/ゴルフヴァリアントにはサブウーファーを含む9スピーカー、ティグアンにはそれらに加えてダッシュボードにセンタースピーカーを加えた10スピーカーで構成。サブウーファーがスペアタイヤのホイール部の中にすっぽり収まる仕様になっているのがユニークです。
これ以降も2019年にはゴルフ/ゴルフヴァリアント/ゴルフオールトラックの特別仕様車「マイスター」にオプションとして設定、また2020年5月にはティグアン R-Lineに搭載した特別仕様車「ティグアン R-Line DYNAUDIO」が発売されています。
どれも限定車なので流通台数は限られますが、オーディオのみならず装備も充実したものがコミコミ価格で手に入れられるので、見つけられたらぜひ試乗&試聴してみてください。
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フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフヴァリアント/ティグアン「ディナウディオ エディション」▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフヴァリアント/ゴルフオールトラック(いずれも現行型)×フリーワード「ディナウディオ」【フォルクスワーゲン ザ・ビートル + Fender】
フラワーチルドレンに愛されたクラシックビートルの末裔だけあって、ロックが似合うフォルクスワーゲン ザ・ビートル。この車だけはメーカーにとっても異色だったようで、組み合わされるプレミアムオーディオも個性的なものでした。
惜しまれながら2019年に生産を終えましたが、お別れにエレクトリックギター&アンプメーカーとして有名な「Fender(フェンダー)」が手がける特別仕様車ザ・ビートル「サウンド」が2018年、300台限定でリリースされました。
搭載される「Fender SOUND」と名付けられたオーディオシステムは、400Wアンプとサブウーファーを含む9スピーカーで構成。この「Fender SOUND」は、2013年に600台限定で発売されたザ・ビートル「フェンダー エディション」で初搭載されたのをはじめ、その後2014年にはザ・ビートル・ターボ/ザ・ビートル・カブリオレ「エクスクルーシブ」、2015年ザ・ビートル/ザ・ビートル・カブリオレ「クラブ」といった限定車にも搭載されてきた、ザ・ビートルとゆかりの深いシステムです。
「フェンダー エディション」ではギターのボディを思わせるサンバースト風の仕上げがされたインパネが印象的でしたが、「サウンド」では黒を基調にした内装に赤いステッチのシートやアンビエントライトが奢られたクールないでたち。乗り込むだけでロックな気分になれる1台です。
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フォルクスワーゲン ザ・ビートル「ターボエクスクルーシブ」「クラブ」/ザ・ビートル・カブリオレ「エクスクルーシブ」「クラブ」【関連リンク】
自動車ライター
竹井あきら
自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してから次期愛車を物色しつつ、近年は1馬力(乗馬)に夢中。
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