第十二問答 ウインカーは大切な意思疎通ツール 【ドライブマナーに喝っ!】
カテゴリー: カーライフ
タグ:
2008/03/26
喝っ!
何事も行動を起こすときは、まずは意思表示。いきなり迫るは、野暮なり。人間社会だけでなく、これはクルマ社会でも同じこと。意思の疎通は重要不可欠なり。共に走る道は同じなれど、目的地は千差万別人それぞれ。また運転の達人もいれば、若葉マークや枯葉マークもいる。行きたい気持ちを今一度、まずは意思の疎通に使うべし。
クルマにおける意思の疎通、それは方向指示器・・・ウィンカーと心得よ。されどウィンカーも出さず、フラフラとどちらに行きたいかもわからず、いきなり方向を変えてくる輩、急停車をする車両の多いこと、実に嘆かわしきことなり。やってはならない人の道と心得よ。やられたほうは驚き・苛立ち・腹が立ち・恨みが残る。怨念を人に残すは、人の道にあらず。
一人のならず者が通り過ぎた後には、怨念のこもったクルマが残る。是、人の情なり。小さな怨念は心に残り、重なって溜まっていく。無関係なクルマ同士にイライラが連鎖し、堪忍袋にほころびができれば、どこかで怨念の事故が生まれること必至。
そのように、もしならず者に乱された場合は、まずは落ち着き、ならず者の無頼にはかかわらず、平常心を保つ鍛錬を重ねるべし! 平常心とは、不意の出来事にもうろたえることなく、的確な判断をできることなり。この平常心を保つことができれば、有事の際にも冷静に、そして迅速に行動できるものである。心に余裕のある運転こそ、平常心を保つ最善の手段と心得よ。
一方で、自分がならず者にならぬようにも心がけよ。車線変更は迷ったらやめる。道を見失ってし まったり突然の睡魔に襲われて、運転に集中できないときは車を止める。これらすべて、安全運転の極意なり。
先を読み、心に迷いを生じることなきように。また、押し寄せるならず者たちはやり過ごしかかわらないこと。日々、繰り返され溜まっていくストレスに察して余りある精神的疲労。それが他人のせいだとなおさら溜まる。
賢者危うきに近寄らず、である。
合掌っ!
Text/煩悩寺和尚 Illust/叶雅生
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