第十問答 左車線からの追い越しは違法行為 【ドライブマナーに喝っ!】
カテゴリー: カーライフ
タグ:
2008/03/12
喝っ!
己を軸に、勝手気ままに公道を爆走する未熟者たちがいる。
一般公道や高速道路において、日常に見かける無理な追い越し。左に避けるスペースがないのに蛇行して煽り倒し、パッシングを浴びせまくって先行車を退かそうとする輩。まったく身勝手であり、その存在は実に不愉快。出会ってしまったら相手にせず、そんな愚か者は哀れみの視線で見送れ。
法規上、基本的に2車線の高速道路の右側車線は、第2走行車線となっていて追い越し車線ではない。だが様々な解釈の仕方があり、運転者は基本的に左側車線を走行するのが定法。取り締まり警官の解釈もこれに近いもので、あまり右車線に居座っていると取り締まりの対象になることがある。故に第2走行車線上にいつまでも居座って走行するのも迷惑この上ないと心得て、追い越し後は速やかに左の第一走行車線に戻ることを勧める。しかし走行車両が多く、安全が確保できなくなってきたら、この限りではない。
3車線の右側車線は明確に追い越し車線である。故にむやみやたらに追い越し車線に居座ることなかれ。追い越し車線は、追い越しをしたら左側の車線に速やかに戻る。これ、人の道なり。
追い越し車線上では特に前後左右に意識を配り、追いついて来る後続車や左の走行車を観察して己の安全を確保する。それは異常な速度で追いついて来る凶器と化した車をいち早く避け、危険から身を守る術でもある。
凶器は左車線や路肩からもやって来る。渋滞の中、路肩を走る愚か者。左の車線から抜きにかかる愚か者。狭い車間に無理やり割り込む愚か者。追い越し車線に居座る愚か者。すべて善良なドライバーの敵である。
しかし、善良であろうと心がけていても、いつの間にか愚か者になっていることもある。改めて己のドライブマナーを見直してみることも必要と心得よ。
合掌っ!
Text/煩悩寺和尚 Illust/叶雅生
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